平将門と天慶の乱
いまから千年以上も昔、坂東(いまの関東)を制して「新皇」を名乗った平将門は、「神鏑(しんてき)」によって波乱に満ちた生涯を終えた。千代田区大手町にある将門塚は将門の首塚と伝えられ、外神田に鎮座する神田明神は将門をまつっている。また、九段にも将門をまつる築土神社がある。しかし、将門が本拠地としていたのはいまの茨城県坂東市周辺だ。将門塚や神田明神がなぜ東京にあるのかについて、一応それらしい言い伝えがあるにはあるが、なにせ千年以上も昔のことなので、本当のところは謎だといっていいだろう。歴史家の乃至政彦が書いた「平将門と天慶の乱」は、将門に関する新しい見方も交えつつ、その波乱に満ちた生涯を振り返り、将門塚と神田明神の謎にも迫っている。

« タカハシ EMー11 TEMMA3赤道儀 | トップページ | 銀河の衝突 »
「音楽、映画、読書」カテゴリの記事
- 春との旅(2025.11.12)
- ダウン・セメタリー・ロード(2025.11.10)
- エアフォース・ワン(2025.11.08)
- ザ・スパイ ゴースト・エージェント(2025.10.19)
- チャイルド44 森に消えた子供たち(2025.10.11)


コメント