平将門と天慶の乱
いまから千年以上も昔、坂東(いまの関東)を制して「新皇」を名乗った平将門は、「神鏑(しんてき)」によって波乱に満ちた生涯を終えた。千代田区大手町にある将門塚は将門の首塚と伝えられ、外神田に鎮座する神田明神は将門をまつっている。また、九段にも将門をまつる築土神社がある。しかし、将門が本拠地としていたのはいまの茨城県坂東市周辺だ。将門塚や神田明神がなぜ東京にあるのかについて、一応それらしい言い伝えがあるにはあるが、なにせ千年以上も昔のことなので、本当のところは謎だといっていいだろう。歴史家の乃至政彦が書いた「平将門と天慶の乱」は、将門に関する新しい見方も交えつつ、その波乱に満ちた生涯を振り返り、将門塚と神田明神の謎にも迫っている。

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