2020年6月の星空
月は6日満月、13日下弦、21日新月、28日上弦だ。6日の満月の日は、半影月食が起こる。半影月食は肉眼で見てもよくわからないくらいだが、写真撮影すると暗くなっているのがわかる。21日の新月の日は、台湾などで金環日食が見られるが、日本では部分日食にとどまる。欠け始めは16時前後で、終わるのは18時前後だ。南に行くほど欠ける面積が大きくなり、石垣島では9割も欠ける。東京で欠けるのは36%くらいで、これくらいだとまったくといっていいほど暗くならないので、日食めがねは必需品だ。とにかく肉眼で直接太陽を見るのは危険だ。なお、この日は夏至でもある。4日は水星が東方最大離角で、最も見やすい時期になる。金星はこの日に内合を迎え、以後明けの明星に転じるが、見やすくなるのはまだ先だ。木星と土星はだんだん昇る時間が早くなっていく。夏の天の川も早い時間に昇ってくるが、本州では梅雨入りするため、天文ファンとしては最もイヤな時期だ。国立天文台HPより。

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