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2020年5月19日 (火)

手紙は憶えている

 第2次世界大戦後、ホロコーストに関与したナチス党員や親衛隊隊員は、厳しい追及を受けた。中でも有名なのは、親衛隊将校だったアドルフ・アイヒマンで、1960年に拘束されるまで、アルゼンチンで逃亡生活を送った。映画「手紙は憶えている」は、ナチスに家族を殺された認知症老人の復讐の旅を描いた物語だ。妻が死んだことさえ忘れてしまう90歳のゼヴ・グットマン(クリストファー・プラマー)は、友人のマックス・ザッカー(マーティン・ランドー)から手紙を託される。2人にはアウシュビッツ収容所で看守に家族を殺されるという悲しい過去があった。手紙には、その看守がいまも生きていること、候補者が4人に絞られていることが書かれ、行動の手順が記してあった。というわけで、グットマン老人の復讐の旅が始まるのだが、ちょっとコミカルな雰囲気もある前半とはうって変わり、シリアスな展開が待っている。「スパイ大作戦」の人気者、変装の名人ローラン・ハンドを演じたランドーにとっては、これが遺作となった。

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