偽りの忠誠 ナチスが愛した女
第1次世界大戦末期の1918年11月、ドイツ帝国は革命によって崩壊し、ワイマール共和国が樹立された。皇帝ヴィルヘルム2世はオランダに亡命、復権を目指して帝政復古派の運動を支援し続けるが、結局その願いはかなわずにこの世を去る。映画「偽りの忠誠 ナチスが愛した女」は、そんな時代を舞台に、元皇帝(クリストファー・プラマー)を警護するドイツ軍幹部とイギリスの女スパイとの運命を描いた物語だ。ドイツ軍のシュテファン・ブラント大尉(ジェイ・コートニー)は元皇帝の警護のためオランダの屋敷に派遣されるが、メイドのミーケ・デ・ヨン(リリー・ジェームズ)とたちまち恋に落ちる。ミーケはユダヤ人だったが、ブラントはそれにもかまわず、屋敷内で逢瀬を重ねる。一方、ゲシュタポから屋敷内にイギリスのスパイがいるとの情報を得たブラントは、ミーケこそがそのスパイだったという事実を知る。そんな中、親衛隊のトップ、ハンリヒ・ヒムラーが屋敷を訪問、元皇帝と面会することになり、ブラントは国家への忠誠と愛する女との間で苦悩することになる。それにしても、ブラントはその後どうなったんだろうか。

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