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2020年3月31日 (火)

ナローバンド撮影①

 かつてコダックが103aEという天体写真用フィルムを製造、赤い散光星雲がよく写るということで人気を博していた。103aEで撮影するときはR64という濃い赤色のフィルターを使用するのだが、これが街灯などの光害をけっこうカットしてくれるという効果もあった。そしてデジタル時代となってからは、ナローバンド撮影という手法が流行している。ナローバンド(狭い帯域)撮影とは、カンタンにいうと特殊なフィルターを使って光害をカットし、星が放出している光だけを写すもので、専用のフィルター(バンドパスフィルター)がいろいろ製造されている。このうちお手軽そうなのがサイトロンジャパンのQuad BPフィルターだ。これは一般的な星間ガスが放出する4種類(Quad)の波長の光を通すフィルターで、これを使って光害のひどい東京で見事な写真を写している人がいる。電視観望に使用してもいいようだ。試してみようっと。

Qbpa_500x500

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