ジョーカー
バットマンの宿敵ジョーカーの誕生を描いた映画「ジョーカー」は、世界中で大きな話題となった。バットマンシリーズにたびたび登場するジョーカーだが、本作では、格差社会のどん底であえぐ、精神を病んでいる大道芸人としてその姿を現す。ホアキン・フェニックス演じるアーサー・フレックは、コメディアンを夢見て母親のペニーと暮らしているが、発作的に笑い出す病気持ちで、ゴッサムシティの福祉センターでカウンセリングを受けていた。ある日アーサーは、同僚からピストルを渡されるが、小児病棟での慰問中にそれを落としてしまい、仕事をクビになる。ピエロ姿のまま地下鉄で帰宅するアーサーは、女性に絡んでいるビジネスマン3人を見て笑い出し、暴行を受けるが、思わずピストルを抜いて3人を射殺する。必死に逃げるアーサーには、いままで経験したことのない高揚感が芽生えていた。射殺されたビジネスマンはトーマス・ウェインが経営するウェイン証券の社員であり、市長選に立候補しているウェインは犯人に憤りを表すが、貧困層の中には犯人に喝采を送る者も現れた。やがて警察に目をつけられたアーサーだが、思わぬことから人気者マレー・フランクリン(ロバート・デ・ニーロ)のテレビ番組に呼ばれることになる。という展開だが、この番組でアーサーは、彼の運命を決定づけることになるある行動を起こす。そして、ゴッサムシティで暴動が起きる中、トーマス&マーサのウェイン夫妻が射殺され、ひとり少年ブルースだけが生き残る。いうまでもないが、これがバットマン誕生へとつながっていく。
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