ゴッド・タウン
故フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作となった映画「ゴッド・タウン」は、一言で言うと救いようがないほどどうしようもない者たちの物語だ。フィラデルフィア南部の「ゴッズ・ポケット」と呼ばれる街で、ミッキー・(ホフマン)は泥棒稼業でなんとか生計を立てていた。ミッキーの妻ジーニーには連れ子レオンがいるが、レオンはチンピラみたいな若者で、建設現場で老人相手にイキがったため、撲殺されてしまう。しかし、レオンは事故死とされ、ミッキーはやむなく葬儀の準備に取りかかる。一方、地方新聞のコラムニスト リチャードは、レオンの死に不審な点があると聞き、真相を解明しようとする。という話だが、葬儀資金としてカンパしてもらったカネを競馬でスッてしまうミッキーはじめ、ジーニーやリチャードなど登場人物が揃いも揃ってどうしようもない連中で、ハッピーエンドとはほど遠い結末を迎える。しかし、これがまたホフマンにピッタリの役柄なんだろうな。
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