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2019年12月

2019年12月31日 (火)

冬の星空①

 冬の星空を対角線魚眼レンズで撮影した。天の川は夏ほど濃くはないが、冬の星座の間を縫って流れている。オリオン座の1等星ベテルギウスは不安定な状態になっていて、いつ超新星爆発を起こしてもおかしくないといわれている。実際、いまは2等星ほどの暗さになっているようだ。

2019年12月29日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ15㎜対角線魚眼レンズ、露出120秒

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2019年12月30日 (月)

ケンコー スカイメモS③

 ケンコーのポータブル赤道儀スカイメモSを実戦投入した。対角線魚眼レンズを使用したので、極軸合わせも厳密にやる必要がなかったが、ちょっと厳密にやろうと思えばすぐできる感じだ(なお、マニュアルに書いてある方法よりも、極軸合わせアプリを使う方がカンタンだ)。三脚は昔買ったスカイメモ用大型微動マウントを持っていたので、これを使った。お手軽撮影用として活躍してくれそうだ。

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2019年12月29日 (日)

日高山脈

 日高山脈は日高と十勝にまたがる山脈だ。十勝側は急に盛り上がっているのでよく見えるが、日高側には手前に多くの山があり、主稜線がよく見える場所はあまり多くない。しかも、どれがどの山だかよくわからない。この写真に写っているのは、ペテガリ岳や神威岳だと思うが。

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2019年12月28日 (土)

2020年1月の星空

 2020年はうるう年だ。初日の出は根室で6:50、札幌で7:06、東京も6:50だ。高い場所ではちょっと早くなる。月は3日上弦、11日満月、17日下弦、25日新月で、11日には半影月食が起きるが、肉眼ではよくわからないだろう。4日には3大流星群の一つ しぶんぎ座流星群が極大を迎えるが、出現数はバラツキが大きいので、予想は難しい。しぶんぎ座流星群の母天体はまだ確定しておらず、諸説ある。金星は宵の明星として明るく輝いているが、火星も夜明け前の東の空に見えてくる。木星と土星は太陽と同じ方向にあり、観測は難しい。年末年始は田舎に里帰りする人も多いだろうが、星を見るチャンスだ。20時頃に夜空を見上げれば、北西から東南にかけて天の川も見えるかもしれない。特にオリオン座周辺は明るい星が多く、華やかだ。国立天文台HPより。

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2019年12月27日 (金)

誰でもない女

 かつてナチスドイツは、ドイツ民族増加のためレーベンスボルン(生命の泉)という収容所を設置したそうだ。レーベンスボルンはドイツ国内のみならず、ノルウェーでも設置され、ドイツ兵とノルウェー人女性との間に生まれた子どもが大勢いたという。映画「誰でもない女」は、そのレーベンスボルン出身の女の運命を描く物語だ。カトリーネ(ユリアーネ・ケーラー)は出生後に母親から引き離され、東ドイツの施設で育てられたが、東ドイツからの脱出に成功、ノルウェーで家族とともに平和な日々を送っていた。そんな中、ベルリンの壁が崩壊、まもなくカトリーネのもとに1人の若い弁護士がやってくる。その弁護士は、ドイツ兵の子どもを産んだ女性たちを迫害したノルウェー政府に対する訴訟の証人を探していた。しかし、カトリーネはこれを拒否、ドイツへと向かう。実はカトリーネは、母親や夫にもいえない秘密を抱えていた。スパイものの愛好家にはピンとくるだろうが、東ドイツといえばシュタージ(国家保安省)による相互監視社会として有名だろう。歴史の表舞台に登場しない無名の人々の中には、このような悲劇に見舞われた人もいたのかもしれない。

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2019年12月26日 (木)

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件

 シャーロック・ホームズは引退後、英仏海峡を見渡す温暖なサセックスの丘で、養蜂業を営むなどして余生を過ごした。コナン・ドイルの「正典」では、その間もいくつかの事件を手がけ、特に「最後の挨拶」事件では、2年間もかけてドイツの大物スパイを逮捕するという活躍を見せている。アメリカの作家ミッチ・カリン原作の映画「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」は、そのホームズの最晩年を描いた物語だ。1947年、兄マイクロフトもジョン・ワトソンもすでにこの夜を去り、90歳を超えたホームズ(イアン・マッケラン)自身も痴呆が進んでいた。世間ではワトソンが描いた小説をもとにしたイメージができあがっていたが、ホームズはこれに違和感を感じ、手記を執筆していた。ホームズの心に引っかかっていたのは、30年前に探偵業を引退する契機となったアン・ケルモット事件だった。二度の流産で鬱状態になったアンを心配した夫トーマス・ケルモットの依頼により、アンの行動を調査していたホームズだったが、悲劇的な結末を迎えていたのだ。痴呆が進むホームズは、家政婦マンロー夫人の聡明な息子ロジャーの助けを得て、記憶を解き明かしていく。記憶力を取り戻したいホームズがサンショウを探して広島を訪れるという場面もあり、真田広之が日本人 梅崎タミキ役で出演している。

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2019年12月25日 (水)

ゴッド・タウン

 故フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作となった映画「ゴッド・タウン」は、一言で言うと救いようがないほどどうしようもない者たちの物語だ。フィラデルフィア南部の「ゴッズ・ポケット」と呼ばれる街で、ミッキー・(ホフマン)は泥棒稼業でなんとか生計を立てていた。ミッキーの妻ジーニーには連れ子レオンがいるが、レオンはチンピラみたいな若者で、建設現場で老人相手にイキがったため、撲殺されてしまう。しかし、レオンは事故死とされ、ミッキーはやむなく葬儀の準備に取りかかる。一方、地方新聞のコラムニスト リチャードは、レオンの死に不審な点があると聞き、真相を解明しようとする。という話だが、葬儀資金としてカンパしてもらったカネを競馬でスッてしまうミッキーはじめ、ジーニーやリチャードなど登場人物が揃いも揃ってどうしようもない連中で、ハッピーエンドとはほど遠い結末を迎える。しかし、これがまたホフマンにピッタリの役柄なんだろうな。

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2019年12月24日 (火)

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

 映画「スター・ウォーズ」エピソード9「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」は、エピソード1に始まる壮大なサーガを締めくくる完結編だ。ファースト・オーダーの最高指導者となったカイロ・レン(アダム・ドライバー)は、銀河の絶対的支配者となるため、母レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)率いるレジスタンスを追い詰めていくが、その前にかつての皇帝パルパティーンが姿を現す。パルパティーンの肉体はほとんど滅んでいたが、死をも欺く恐るべきフォースによって、その魂は生きていた。ファースト・オーダーの最高指導者だったスノークも、実はパルパティーンがつくりだした幻影だったのだ。そして、未知領域の惑星エクセゴルに帝国の復活をめざすファイナル・オーダーを樹立、強大なシス艦隊を集結させていた。その力を目の当たりにしたカイロ・レンは、パルパティーン抹殺という本心を隠し、パルパティーンが持ちかけた取引に応じる。パルパティーンの狙いは、最後のジェダイ レイ(デイジー・リドリー)と対面することだった。パルパティーン復活を知ったレイたちは、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)が残した手がかりをもとに、エクセゴルへの道のりを示すウェイファインダーを探し求める。というわけで、パルパティーン、カイロ・レン、ファースト・オーダー、レジスタンス、そしてレイのそれぞれの思いが交錯しながら、サーガを締めくくるにふさわしい戦いが展開される。すべてが終わり、銀河が平和を取り戻したとき、砂漠の惑星タトゥイーンのかつてルークが育った水分農場に、レイの姿があった。双子の太陽が沈む夕日の中、通りすがりの民に名を尋ねられた彼女は、レイ・スカイウォーカーと名乗った。

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2019年12月23日 (月)

2020年の天文現象

 天文ファンにはおなじみ「天文年鑑」は、2020年版で創刊72周年を迎える。2020年の主な天文現象だが、6月21日と12月15日に日食がある。このうち日本で見られるのは6月の部分日食だ。12月の日食は南米で皆既日食となる。月食は、本影月食はなく、半影月食が4回ある。しかし、半影月食ははっきり欠けるものではなく、肉眼ではわからないだろう。惑星食は水星1回、金星2回、火星5回、木星2回とけっこう多いが、いずれも日本からは見られない。金星は前半は宵の明星として輝き、6月以降は明けの明星に転じる。火星は大接近とまではいかないが、夏から秋にかけてかなり地球に接近し、視直径も大きく見える。最接近は10月6日だ。木星は7月14日に、土星は7月21日に衝を迎え、12月21日には木星と土星とが大接近して見える。3大流星群は、しぶんぎ座流星群が1月4日頃、ペルセウス座流星群が8月12日頃、ふたご座流星群が12月14日頃に極大を迎える。明るい彗星の出現は予測されてないが、彗星というのはまさに「彗星のように現れる」ものなので、そろそろ大彗星の出現を期待したいもんだ。

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2019年12月22日 (日)

スタートレック:ピカード

 「スタートレック」の新しいドラマシリーズ「スタートレック:ピカード」が来月から始まる。その名のとおり、かつてU.S.Sエンタープライズ号の艦長を務めたジャン=リュック・ピカードを主人公とする物語だ。ピカードを演じるのはおなじみパトリック・スチュワートで、ライカー副長やデータ少佐も登場するというから、トレッキーには涙ものだろう。宇宙艦隊を引退したピカードは、故郷フランスで家業のワイン製造業を継いで余生を過ごしていたが、どうやらまた最前線に復帰するようだ。その背景には、ピカードとも因縁の深いロミュラン人の母星ロミュラスの消滅があるという。2009年の映画「スター・トレック」では、超新星爆発によってロミュラスが消滅、ロミュラン人のネロが惑星連邦を逆恨みして攻撃を仕掛けるということがあったので、これがストーリーに組み込まれているのだろうか。久しぶりのピカード艦長の活躍が楽しみだ。

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2019年12月21日 (土)

12月26日の部分日食

 12月26日の午後、日本全国で部分日食が見られる。東京での食の始めは14時28分、食の最大が15時35分、食の終わりが16時33分で、最大食分は0.389だ。日本で最も欠けるのは沖縄地方で、那覇での最大食分は0.474だ。また、東京より北では、太陽が欠けたまま沈む日没(日入)帯食となる。太陽光は強烈なので、このくらい欠けてもたぶんほとんどの人が気づかないだろう。観測には日食メガネが必須だ。写真撮影にはNDフィルターを使うが、フィルター越しでも長時間太陽を見ると目を痛めるので、注意しよう。ぼくも昔、金環日食を撮影したとき、目がおかしくなりかけたことがある。安全に観測したいなら、国立天文台の太陽フレア望遠鏡が撮影したリアルタイム画像をインターネットで見るのがいい。国立天文台HPより。

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2019年12月20日 (金)

御隠殿橋

 JR日暮里駅北口を出たところにある下御隠殿(しもごいんでん)橋は、別名トレインミュージアムとも呼ばれる人気スポットだが、反対側の鶯谷駅方向に少し行ったところにある御隠殿橋も、JRや京成本線の電車をながめられるビュースポットだ。御隠殿橋は、谷中霊園から台東区根岸に向かってかかる跨線橋で、この橋を下りたあたりに寛永寺住職の別邸(御隠殿)があったという。御隠殿橋の近くには京成本線のトンネルの出入口があり、スカイライナーも間近でながめられるほか、最後の将軍 徳川慶喜など歴史上の人物の墓もある。

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2019年12月19日 (木)

カムイとちゅら

 国際天文学連合(IAU)の創立100周年記念事業「太陽系外惑星命名キャンペーン」で日本に割り当てられた太陽系外惑星系に、「カムイ」(恒星)と「ちゅら」(惑星)という名前がつけられることになった。言うまでもなくカムイはアイヌ語、ちゅらは琉球語で、どちらも自然に対する尊敬と畏怖の念が込められた言葉だ。カムイことHD145457はかんむり座にある7等星で、地球から410光年離れた恒星、ちゅらは木星の2倍以上の質量を持つ巨大ガス惑星で、日本の研究者が発見した。かんむり座はいまは太陽と同じ方向にあって見づらいが、夜明け前にはうしかい座の1等星アークトゥルスに続いて昇ってくる。


2005年5月2日撮影 キャノンEOS Kiss Digital+キャノンEF50mm、露出196秒


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2019年12月18日 (水)

新坂橋

 JR鶯谷駅南口を出たところにある新坂橋は、武蔵野台地(上野台地)に沿ってほぼ直角に曲がる線路上を走る電車をながめられるビュースポットだ。「新坂」は明治になってつくられた新しい坂という味も素っ気もない名前だが、鶯坂という別名もあるという。また、新坂橋は、凌雲(りょううん)橋という別名があるということで、寛永寺の別院 凌雲院にちなむ名前のようだ。寛永寺は幕末の上野戦争の舞台となり、ほとんどが焼け落ちた。台地の下からは、上野山で展開された戦闘の様子も見えたのだろうか。

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2019年12月17日 (火)

両大師橋

 JR上野駅のすぐ北、国立科学博物館側と入谷口側とを結ぶ両大師橋は、上野駅を発着するJRの人気車両をながめられるビュースポットだ。上野駅から北はしばらく武蔵野台地の崖に沿って線路が敷設されていて、このあたりから見ると高低差がよくわかる。上野駅と鶯谷駅との間は、ほぼ直角に線路が曲がっていくが、これも台地の形状に沿ったものだ。武蔵野台地のこのあたりは上野台地とも呼ばれていて、旧谷田川の浸食によって本郷台地とは独立した台地となっている。

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2019年12月16日 (月)

国立科学博物館のD51

 上野の国立科学博物館に展示されているD51型蒸気機関車は、1939年製造の231号機だ。東海道本線や山陰本線で活躍した後、最後は北海道に渡った。北海道では、室蘭本線と夕張線が合流する追分駅にあった追分機関区に所属した。夕張線は、大産炭地である夕張から石炭を運び出すという重要な役割を担っていたが、夕張の炭鉱も1990年までにはすべて閉山、一方で夕張線は石勝線として生まれ変わった。追分駅があった追分町も、早来(はやきた)町と合併して安平(あびら)町となった。石勝線には夕張支線(夕張ー新夕張)があったが、これは昨年廃止となった。

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2019年12月15日 (日)

第2中里踏切

 JR山手線には一つだけ踏切がある。駒込駅近くの第2中里踏切だ。武蔵野台地の崖に沿って敷設された線路は、田端駅を通過すると台地の切り通しに入るが、その先はいったん低地になる。これは旧谷田川の浸食によってできた地形で、この低地は不忍池まで続いていく。第2中里踏切は切り通された台地をつなぐ跨線橋のところにあり、跨線橋の下には湘南新宿ラインが走っている。山手線だけあって通過本数は多く、ひっきりなしに遮断機が下りる。

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2019年12月14日 (土)

下御隠殿橋

 JR日暮里駅北口を出たところにある下御隠殿橋(しもごいんでんばし)は、別名トレインミュージアムとも呼ばれる、鉄道ファンには超有名な人気スポットだ。山手線、京浜東北線、新幹線、上野東京ライン、常磐線、京成本線といった人気車両が、それこそひっきりなしに通過するのだ。1日の通過車両は20種類、2500本にものぼるという。このあたりは武蔵野台地の崖に沿って線路が敷設されていて、東京から北に向かうと左が台地、右が低地になっている。田端駅を通過すると山手線は大きく左にカーブしていくが、線路は台地を切り通して敷設されている。

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2019年12月13日 (金)

ボリソフ彗星

 太陽系の外からやって来たボリソフ彗星は、12月7日頃に太陽に最接近した。とはいえ太陽からの距離は2au(天文単位、地球と太陽との間の距離が1au)もあり、太陽に大接近して明るく長い尾を引くわけではなく、もちろん肉眼ではまったく見えない。ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したボリソフ彗星は、「コマ」と呼ばれる彗星本体から放出されたダストがぼうっと輝くだけだ。ボリソフ彗星の軌道は双曲線で、高速で太陽系を通過していく。ちょっと振り向いてみただけの異邦人、という彗星だ。NASA HPより。

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2019年12月12日 (木)

ZWO ASIAIR Pro

 ZWO ASIAIRの後継機として、ASIAIR Proが発表されたそうだ。ASIAIRがRaspberry Pi(ラズベリーパイ)3ベースだったのに対し、Proはラズパイ4ベースだという。ラズパイ4は3から大きくスペックが向上したということなので、ASIAIR Proもそうなんだろう。ぼくもこの夏、ASIAIRをタカハシEM−11Temma2Z赤道儀で使ってみたが、自動導入はできたものの、なぜか恒星時駆動がうまくいかなかった。原因究明もできず、いまだ宙ぶらりんだ。実戦投入する前にニューモデルが発表されたということで、やられた〜という感じだ。

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2019年12月11日 (水)

macOS 10.15 Catalina

 10月8日にリリースされたmacOS 10.15 Catalinaには、この2ヶ月間大いに苦しめられた。かつてないほど完成度が低く、トラブルが続出するので、1日に何度も再起動させられていた。10.15.1アップデータもリリースされたが、症状はまったく改善されなかった。ようやく10.15.2アップデータがリリースされたが、トラブル解消を強く期待している。

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2019年12月10日 (火)

理科年表2020

 国立天文台が編纂する「理科年表」(丸善出版)は、1925年創刊という歴史あるデータ集だ。暦、天文、気象、物理/化学、地学、生物、環境という7部門からなり、自然科学のすべての分野を網羅している。理系の人なら一度は開いたことがあるだろう。昔の天文ファンは、理科年表と「天文年鑑」(誠文堂新光社)、または「天文観測年表」(地人書館)を基に天体観測をしていたんじゃないかと思うが、天文観測年表は10年前に廃刊となってしまった。まあいまはインターネットで何でも調べることができるので、この手の本が生き残るのはなかなか難しいんだろう。ぼくも天文年鑑は毎年買っているが、理科年表は西暦の最後が「0」か「5」の年に買っている。来年は2020年なので、5年ぶりに買う年だ。老眼進行のため、ポケット版じゃなく机上版を買おうっと。

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2019年12月 9日 (月)

アンロック/陰謀のコード

 スウェーデンの映画「ミレニアム」シリーズでリスベット・サランデルを演じたノオミ・ラパス主演の映画「アンロック/陰謀のコード」は、CIAの凄腕女性尋問官の活躍を描いた物語だ。ロンドンの地区センターで就職あっせんの仕事に励むアリス・ラシーン(ラパス)は、実はCIAのエージェントとしてテロリストの情報を収集していた。アリスはかつて凄腕の尋問官だったが、2012年のパリでのテロ事件で犯行を阻止できなかったことから、強い自責の念に駆られていた。そんな中、CIAは新たなテロ情報をキャッチ、連絡係の男を拘束するが、尋問官が何者かによって殺されてしまう。そこで白羽の矢が立ったのがアリスだった。そして、CIAロンドン支局員を名乗る男が現れ、連絡係の尋問のためアリスを連れて行く。ブランクをものともせず、巧みに連絡法法を聞き出すことに成功したアリスだったが、これはCIAにいる裏切り者の罠だった。いきなり絶体絶命のピンチに陥るアリス。しかし、アリスは尋問だけでなく、高い戦闘力も持つプロだった。というわけで、テロリストのみならずCIAやロンドン警視庁にも追われながら、アリスは事件の真相と黒幕を暴いていく。リスベット同様強烈なキャラクターの尋問官アリスということで、これは続編も期待したいところだ。

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2019年12月 8日 (日)

特殊切手「天体シリーズ 第3集」

 日本郵便の特殊切手「天体シリーズ 第3集」は、木星や土星を回る衛星やこと座の環状星雲など10枚の切手からなる。オリオン座の1等星ベテルギウスはいずれ超新星爆発を起こすと考えられているが、これは想像図が描かれている。こと座の環状星雲、さそり座のバタフライ星雲、おうし座のかに星雲はいずれも恒星が核融合反応を終えた後にできるもので、ベテルギウスが超新星爆発を起こすとかに星雲のようになるのではないかと考えられる。木星の衛星のうち4つはガリレオ衛星と呼ばれ、小型望遠鏡でもはっきり見える。ガリレオはこれを見て、地動説に確信を持ったという。

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2019年12月 7日 (土)

007「ノー・タイム・トゥ・ダイ」

 2020年4月公開予定の映画007シリーズ第25作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の予告編が公開された。MI6を退職し、ジャマイカで平和に暮らしていたジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)だったが、CIAのフェリックス・ライターがやってきて、誘拐された科学者を救出してほしいという依頼を受ける。予告編では、ライターのほかMI6のM(レイフ・ファインズ)やQ(ベン・ウィショー)、ボンド後継の007?(ラシャーナ・リンチ)、そしてスペクターの首領ブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)も顔を見せている。メインの悪役を演じるのは「ボヘミアン・ラプソディ」主演のラミ・マレックで、不気味なマスク姿で登場する。撮影ではクレイグがケガをするなどトラブル続きだったようだが、それだけアクションシーンがすごいんだろう。クレイグ・ボンドもこれが見納めかと思うと残念だが、公開が待ち遠しい。

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2019年12月 6日 (金)

キャノン iNSPiC REC

 キャノンから新コンセプトカメラiNSPiC REC(インスピック レック)が発表された。カラビナのような形状をしていて、かばんや衣服にぶらさげて持ち歩けるので、スマホよりさらにお手軽だ。モニタがないので、画像はスマホなどに転送して見ることになるほか、レンズも固定で、ズームはない。この割り切りは、ぼくも持っていた2003年10月発売のIXY DIGITAL Lを思い起こさせる。しかし、IXY DIGITAL Lが質量100g、400万画素だったのに対し、iNSPiC RECは90g、1300万画素だ。かつてスパイ御用達カメラだったミノックスにも匹敵するコンパクトさの一方で、性能は大きく向上している。まあ天体写真撮影には使えないだろうが、普段使いするにはいいだろう。

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2019年12月 5日 (木)

飛鳥山公園のD51型蒸気機関車

 蒸気機関車(SL)の傑作D51型は、デゴイチの愛称でも有名だ。1100台以上が製造され、日本全国で主に貨物輸送に使用された。いまも実際に走る車両があるほか、あちこちで展示されている。北区王子の飛鳥山公園に保存されている車両は1943年製の853号機で、関西を走った後は新潟や山形を走った車両だ。どういう経緯でここに落ち着いたのかは知らないが、実は王子周辺は鉄道ファンにとっては聖地ともいえる場所なので、ここに鎮座するのがふさわしいのかもしれない。

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2019年12月 4日 (水)

都電おもいで広場②

 荒川区西尾久にある都電荒川線の車庫のすぐ隣は、都電おもいで広場として整備されている。展示されている車両は1954年製と1962年製の2台で、特に1954年製のはアメリカの最新技術を取り入れたPCCカーと呼ばれる車両だ。そのPCCカーの中には、往年の都電を撮影したパネルや昭和30年代の街並みのジオラマが展示されている。その中には、昭和40年代の日本橋の、いまはもうなくなった銀行(道民には懐かしいたくぎんも)がズラリと並ぶオフィス街を、都電3台が連なって走る写真があった。

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2019年12月 3日 (火)

都電おもいで広場①

 現在は荒川線(三ノ輪橋〜早稲田)の1路線のみ残る都電は、最盛期には40もの運転系統を擁していたという。都心部はそれこそ主要な道路はたいてい都電が走っていたそうで、一定の年代以上の人はまだはっきり覚えているのではなかろうか。しかし、自家用乗用車が普及し、地下鉄の路線が充実するにつれ、採算性が悪化、荒川線以外は廃止の憂き目にあった。荒川区西尾久には、その荒川線の車庫があり、ここにいると電車が出たり入ったりするのを見ることができる。荒川線は貸し切りにすることもできるそうで、料金13820円はファンにはけっこう安いかも。

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2019年12月 2日 (月)

A Winter Symphony

 サラ・ブライトマンは、一時国際宇宙ステーション(ISS)のミッションへの参加を表明するなど、宇宙好き?のシンガーだ。家庭の事情で宇宙旅行は延期したが、ISSでのライブという人類初?のイベントはいつか実現してほしいもんだ。クラシックとポップスを融合したクラシカル・クロスオーバーの音楽は独特で、この世界では第一人者だ。ぼくもこのジャンルは大好きで、天体写真撮影の際にもよくかけている。そのブライトマンの「A Winter Symphony」は、これまたクリスマスにぴったりのアルバムだ。東京でクリスマスに雪が降ったことはほとんどないようだが、今年は降らないかなぁ。

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2019年12月 1日 (日)

And Winter Came…

 クリスマスに流したいアルバムの一つがエンヤの「And Winter Came…」だ。アイルランド出身のエンヤは唯一無二ともいえる音楽を確立し、日本でも大人気となった。超有名なクリスマスソング「きよしこの夜」は、本アルバムではゲール語(アイルランド語)で歌われている。アイルランドの緯度は北海道より高いので、さぞかし寒いんだろうなと思ったら、暖流の影響でそんなに寒くないとか。雪もそんなに降らないというから、ホワイト・クリスマスにはならないんだろうか。エンヤは天体写真撮影の際のBGMにもぴったりで、ぼくもよくかけている。

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