キャノンEOS Ra
キャノンは過去、天体写真専用デジタルカメラとしてEOS20DaとEOS60Daという2つの一眼レフカメラを製造したが、第3弾はミラーレスカメラのEOS Raとなった。仕組みはEOS20Daなどと同じで、ローパスフィルターの特性を変更して、赤い散光星雲が放つHα線の写りをよくするというものだ。Hα線透過率はEOS60Daと同等ということだが、有効画素数や常用ISO感度は大きくアップしているので、当然写りは進化しているはずだ。ミラーレスが出始めた頃は、機構上ノイズが発生しやすいので天体写真撮影には不向きという印象があったが、いまはもうそういうこともないのだろう。何といってもフルサイズだ。そのほか、星でオートフォーカスが使えるとか、電子ビューファインダーで暗い星も見えるとか、ライブビュー拡大倍率が30倍だとか、撮影がラクになる機能も満載だ。しかし、お値段もさらに高くなっているので、おいそれと手を出す気にはなれないなぁ。

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