ダブルフェイス 秘めた女
ソフィー・マルソー&モニカ・ベルッチ主演の映画「ダブルフェイス 秘めた女」は、非常に謎めいた展開が続く物語だ。ライターのジャンヌ(マルソー)は夫テオや子ども2人と幸せな生活を送っていたが、徐々に異変が起き始める。日常的なシーンのあちこちに違和感を感じ、精神的に不安定になっていく中で、家族、そしてついには自分の顔まで別人(ベルッチ)に変わってしまうのだ。きっかけは、ジャンヌが自叙伝的な小説を書こうとしたことだった。実はジャンヌは8歳のときに大きな事故に遭い、それ以前の記憶をなくしていた。動揺したジャンヌは母ナディアの家に行くが、ナディアの顔もまた別人に変わってしまう。このままだとジャンヌは精神異常になっちゃったんだなぁという話だが、ナディアの部屋で、元のナディアの顔をした女性ヴァレリーの写真を見つけたことを糸口に、ジャンヌは8歳以前の記憶をたぐり寄せていくことになる。大きな精神的ショックを受けた子どもが、その記憶を封印してしまうことがあるという話は聞いたことがあるが、本作はさらにひねりを加えたストーリーだ。

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