スターシップ9
個々の生命は生まれたときから死ぬことが決まっているが、人類という種はどこまで生き延びることができるんだろうか。地球上にいる限り、気候変動や巨大噴火、天体衝突、太陽爆発などによっていずれ絶滅するのは避けられないだろうが、宇宙に進出すれば、種としての寿命を大幅に伸ばすことができるかもしれない。スペイン・コロンビアの映画「スターシップ9」は、惑星セレステへの移住をめざし孤独な旅を続ける若い女性エレナ(クララ・ラゴ)の運命を描く物語だ。エレナの両親は20年前、「オービター9」に乗船してセレステに向け出航したが、途中で酸素不足に陥ることが判明したため、エレナを残して「船外に出た」。ある日、酸素供給装置が故障、SOSをキャッチした他の宇宙船からエンジニアのアレックス(アレックス・ゴンサレス)がやってくる。初めて他人と出会ったエレナは、アレックスに好意を抱くが、アレックスの態度は素っ気なく、修理が終わるとさっさと帰ってしまう。再び孤独な旅を続けるかに思われたエレナだが、事態は意外な方向へと展開していく。スペイン映画というのはぼくも初めてのような気がするが、独特の雰囲気が感じられる作品だ。
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