北天の星空
北天の星空はちょっと気の毒?なことに、あまり注目されない。フィルムカメラ時代は、北極星を中心に日周運動するところを撮影するのが定番だったが、デジカメ時代になってからは、極軸合わせが終わるともうそれっきりという天体写真ファンも多いのではないか。その極軸合わせだが、まずはカシオペア座か北斗七星を見つけ、そこから北極星を探す。写真では北極星以外の暗い星もたくさん写っているが、肉眼では北極星以外に目立つ星はないので、すぐにそれとわかる。極軸望遠鏡内蔵の赤道儀の場合、あとは決められた手順で極軸合わせをすればいい。なお、この写真は、ポータブル赤道儀 ナノ・トラッカーを使って撮影した。ナノ・トラッカーの場合、北極星のぞき穴に肉眼で北極星を導入するというかなりおおざっぱな極軸合わせだが、超広角レンズならこのとおり十分実用的だ。
2019年9月1日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出120秒
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