失われた宇宙の旅2001
スタンリー・キューブリック&アーサー・C・クラークによるSF映画の傑作「2001年宇宙の旅」は、キューブリックとクラークの2人による4年間にわたる議論の末に完成をみた。映画公開後、クラークによる小説版が刊行されたが、そこに至るまでには、結局は不採用となった多くの原稿が書かれたという。そのクラークによる「失われた宇宙の旅2001」は、映画制作過程の回想に加え、いわばパラレル・ワールドともいうべき不採用となった原稿をまとめた本だ。完成版には異星人は登場しないが、クリンダーという異星人がアフリカでヒトザルに進化のきっかけを与えたり、ディスカバリー号のボーマン船長がスター・ゲートを通り抜け、そのクリンダーとファースト・コンタクトを果たすアイディアなどもあったそうだ。映画版はほとんど説明がなく、初めて観た人はなにがなんだかよくわからないだろうが、小説版ではストーリーが詳しく語られていて、これもあわせて読むと、傑作映画「2001年宇宙の旅」の全貌がみえてくるだろう。

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