スマイリーと仲間たち
イギリスの作家ジョン・ル・カレの小説「スマイリーと仲間たち」は、「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」に始まる、MI6のジョージ・スマイリーの活躍を描いた「スマイリー3部作」の最終話だ。ドイツ ハンブルクである日、「将軍」と呼ばれるソ連からの老亡命者が殺される。将軍はMI6の工作員だった。MI6はことが公になるのを恐れ、かつて工作指揮官だったスマイリーを引退生活から呼び戻し、後始末を依頼する。将軍は死の直前、スマイリーに重要な情報を伝えようとしていた。将軍の足取りをたどっていくうちに、スマイリーは宿敵、モスクワセンター(KGB)のカーラの気配を感じ取る。果たして事件の背後にいたのは、カーラその人だった。というわけで、スマイリーとカーラとの積年の対決についに決着がつけられる。本作は「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」同様ドラマ化され、スマイリーをアレック・ギネスが、カーラをパトリック・スチュワートが演じている。ぼくもDVDを持っているが、字幕なしのイギリス版なので、まだ観ていない。ようやく原作を読み終わったので、そのうち観ようっと。

« ジョアン・ジルベルト | トップページ | スターリンク衛星 »
「音楽、映画、読書」カテゴリの記事
- ベルファスト(2023.05.27)
- サイロ(2023.05.15)
- ブレイム・ゲーム(2023.04.29)
- スタートレック:ピカード(2023.04.21)
- ラストエンペラー(2023.04.16)
コメント