夏至
今日は夏至(げし)だ。地球から天球を見て、太陽が通る道を黄道(こうどう)と呼ぶが、春分点を黄経(こうけい)0度とし、そこから90度の点を夏至点、180度の点を秋分点、270度の点を冬至点と呼ぶ。実際の星空では、それぞれうお座、ふたご座、おとめ座、いて座にある。夏至の日は、北半球では太陽が最も高く昇り、昼の時間が最も長い。例えば東京では、日出が4:24、日没が19:01で、冬至の日の日出6:46、日没16:33に比べると昼の時間が5時間近くも長い。天文ファンにとっては、夜の時間が最も短いということで、あまりうれしくない時期だ。日没後と日出前にはそれぞれ天文薄明というのがあるため、観測時間は5時間くらいしかない。なお、日照時間が最も長いのは夏至の日だが、地表や海水が温まるには時間がかかるため、最も暑くなるのは8月頃ということになる。
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