JR大宮駅の近くにある鉄道博物館には、北海道を最初に走った蒸気機関車が展示されている。北海道で最初に鉄道が開業したのは1880年、札幌〜手宮(小樽)間だ。1882年には手宮〜幌内間が全線開通し、いまの三笠市にあった幌内炭鉱で採掘した石炭を小樽港まで輸送した。新橋〜横浜間の1号機関車がイギリス製だったのに対し、こちらはアメリカ製で、1号車は「義経」、2号車は「弁慶」と名付けられた。平泉をひそかに脱出し、北海道に渡ったという伝説のある2人の名にあやかったのだろうか。幌内炭鉱からの石炭の出荷は1987年に終了、幌内駅もまもなく廃駅となった。
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