忙しすぎる人のための宇宙講座
アメリカの天体物理学者ニール・ドグラース・タイソンは、科学番組に出演したりで知名度が高い。代表的なのがFOXチャンネルの「コスモス:時空と宇宙」だが、これは1980年に人気を博したカール・セーガンの「コスモス(COSMOS)」のリブート版だ。セーガンもそうだったが、専門家ではない人たちに科学に興味を抱かせ、理解させるには、研究者とはまた違ったタレント(才能)が求められる。そんなセーガンの後継者ともいえるタイソンが書いた「忙しすぎる人のための宇宙講座」は、天体物理学の最前線をわかりやすく解説したコンパクトな本で、アメリカなどでベストセラーになった。それにしても残念なことに、タイソンには複数の女性に対するセクハラ疑惑が浮上したそうで、「コスモス:時空と宇宙」シリーズの放送も延期されてしまった。まったく。

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