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今年のGWは新月に近いので、天体写真撮影には絶好の条件だ。北海道では日没が18:30くらいなので、天文薄明は20時頃には終わり、撮影可能時間は7時間ほどある。月は5日新月、12日上弦、19日満月、27日下弦だ。水星と金星、火星は太陽に近く観察には適していないが、木星と土星が見やすくなってくる。6日から7日にかけてはみずがめ座η(エータ)流星群が極大を迎える。7日未明が最も見頃で、1時間あたり10個程度の流星が見えるかもしれない。なお、みずがめ座η流星群の母天体はかの有名なハレー彗星だ。春の星空は銀河系の外がよく見えるが、とりわけ天文ファンに人気なのがおとめ座銀河団だ。そのおとめ座銀河団の楕円銀河M87の中心にある巨大ブラックホールの姿がついにとらえられた。人類が初めて目にする画像だ。夜も更けてくると、夏の星座が昇ってくる。銀河系の中心はいて座の方向にあるが、そこにも巨大ブラックホールがある。国立天文台HPより。
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の映画「バイオハザード」シリーズ第2作「バイオハザードⅡ アポカリプス」は、前作の36時間後が舞台だ。Tーウイルスを密かに開発したアンブレラ社は、秘密地下研究所「ハイブ」での事故発生を受け、社員もろともウイルスを封じ込めようとするが失敗、ウイルスによってゾンビ化した「アンデッド」が地上にあふれ出す。ウイルスの威力はおそるべきものであり、たちまち感染が拡大、アンブレラ社が主導して設立した警察の特殊部隊S.T.A.R.S.もなすすべもなく壊滅してしまう。一方、アリス(ジョヴォヴィッチ)はアンブレラ社に拘束され、Tーウイルスの投与を受けた結果、超人的な戦闘能力を得ていた。アンデッドたちに追われ、教会に追い詰められたS.T.A.R.S.隊員ジルらに危機が迫る中、バイクに乗って飛び込んできたのはアリスだった。アリスは、アンブレラ社が事件をもみ消すため、街全体を戦術核兵器で破壊しようとしていることつかむ。というわけで、よりパワーアップしたアリスと大量に増殖したアンデッド、さらにはアリス同様ウイルスを投与された人間兵器「ネメシス」とのバトルロイヤルがまたしても展開される。
日本発の世界的ヒットゲームをミラ・ジョヴォヴィッチ主演で映画化した「バイオハザード」は、高度な戦闘能力を持つ主人公アリス(ジョヴォヴィッチ)が、細菌兵器によりゾンビ化した「アンデッド」たちと死闘を展開する物語だ。世界的な製薬会社アンブレラ社は、実は密かに生物兵器を開発する軍事企業だった。そのアンブレラ社の秘密地下研究所「ハイブ」で事故が発生、人間をゾンビ化するTーウイルスがばらまかれてしまう。ハイブをコントロールする人工知能(AI)レッド・クイーンは、Tーウイルスの拡散を防ぐため、全社員を抹殺し封じ込める措置をとる。同じ頃、とある洋館の浴室でめざめたアリスは、突入してきた特殊部隊に拘束される。一時的な記憶喪失に陥っていたアリスだが、その正体はアンブレラ社の特殊工作員だった。特殊部隊は、ハイブに突入し、レッド・クイーンをシャットダウンするために派遣されたのだ。というわけで、特殊部隊とレッド・クイーン、さらにはアンデッドたちとのバトルロイヤルが展開される。映画「007」シリーズ3作品でピアース・ブロスナンの同僚を演じた特殊部隊隊長(コリン・サーモン)が細切れにされるのはなんとも哀れだった。
ケンコー・トキナーの新商品 星景・夜景撮影用フィルター スターリーナイトを注文したら、フィルター径52㎜はすぐ送られてきたが、58㎜は在庫がなく、いつ発送できるかわからないとのこと。メーカーの予想以上に注文があるようだ。アマチュア天文業界は縮小の一途だと思うが、都会に住んでいる(元)天文ファンが、地方に遠征しなくてもそこそこ星景・星野写真を撮影できるとなれば、いっちょう趣味を復活させようかとなることもあるんだろう。あとはどれだけ効果があるかだ。このフィルターがカットする波長域はナトリウム灯や水銀灯の光で、最近は波長域が異なるLEDが増えているから、あまり効果はないのではないかという見方もある。まあとにかく、東京でもテスト撮影してみようかな。
いまや日本国内は光害だらけだ。人口2万人ちょっとの北海道のぼくの故郷でも光害はけっこうあり、天体写真を撮影するには市街地の外に行かなければならない。というわけで、内外のメーカーから天体写真撮影に邪魔な光をカットするフィルターが発売されている。どういう仕組みかというと、レンズのコーティングに特殊な方式を採用し、街灯など特定の波長の光をカットするのだ。しかし、この方式は望遠レンズでは効果を発揮するが、標準レンズや広角レンズには使えないという問題があった。ケンコー・トキナーが新発売する星景・夜景撮影用フィルター スターリーナイトは、レンズそのものが邪魔な光を吸収するので、標準レンズや広角レンズでも光害がカットできるという触れ込みだ。GW中にさっそくテストしてみよう。
映画「スター・ウォーズ」シリーズ エピソード9に当たる最新作「スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー」の予告編がついに解禁された。エピソード3は「Revenge of the Sith」、エピソード6は「Return of the Jedi」、そして本作が「The Rise of Skywalker」ということで、3部作の最後は「R」で始まるという慣例が踏襲されたようだ。また、エピソード3で、後の銀河皇帝となるダース・シディアスことパルパティーンが、アナキン・スカイウォーカーに「Rise」というシーンも連想される。予告編にはレイとカイロ・レンとの対決のほか、ランド・カルリジアンがミレニアム・ファルコンを操縦するシーンもある。レイア・オーガナを演じる故キャリー・フィッシャーのシーンは、エピソード7の未使用映像だそうだ。そして最後に流れる皇帝の不気味な笑い声。スピンオフ作品では、皇帝はクローンとして蘇るが、本作ではどのような形で復活するのだろうか。12月20日が待ち遠しい。
アメリカの3人の宇宙物理学者ニール・ドグラース・タイソン、マイケル・A・ストラウス、J・リチャード・ゴットが、大学での講義をもとに一般向けに書いた「宇宙へようこそ 宇宙物理学をめぐる旅」は、惑星や恒星、銀河に関する天体力学や宇宙物理学、アインシュタインの相対性理論とブラックホール、そしてビッグバンやインフレーション理論など最新の宇宙論に関するトピックを解説した本だ。ブラックホールについては、つい先日、イベント・ホライズン・テレスコープがブラックホールを直接撮影することに成功したばかりだが、これはアインシュタインの一般相対性理論から導かれる解の一つだ。しかし、当のアインシュタインでさえこんなものが現実に存在するとは思わず、1970年代までは理論上の存在に過ぎなかった。その後、電波望遠鏡で高エネルギーの電磁波を放出する天体が観測されるようになり、どうもブラックホールは現実に存在するようだということになっていった。それはそうと、本書は内容はいいが、誤字脱字がとても目立つ。科学書なんだから、ちゃんとして刊行してほしいもんだ。
2011年にカリフォルニア州知事を退任したアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画「サボタージュ」は、アメリカDEA(麻薬取締局)の伝説的捜査官ジョン・ウォートン(シュワルツェネッガー)率いる精鋭ぞろいの特殊チームメンバーが次々と消され、「そして誰もいなくなった」という結末に至る物語だ。ウォートンのチームは麻薬カルテルのアジトを急襲、これを制圧するが、その際1000万ドルの大金を持ち逃げする。しかし、その1000万ドルは忽然と消え、チームの不審な行動にDEAも疑惑を抱く。半年後、ウォートンが現場復帰し、チームも再始動するが、何者かによってメンバーが一人また一人と消されていく。果たして犯人は?という展開だが、ちょっと残虐シーンが多いので、ホラー映画っぽいかも。
地球上の8つの電波望遠鏡を結合させた国際協力プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ」が、ブラックホールを直接撮影することに成功した。ブラックホールはアインシュタインの一般相対性理論から導かれる天体で、あまりに強い重力のため、いったんブラックホールの中(事象の地平面=イベント・ホライズン)に捕らえられると、光でさえ脱出することができない。これまでにその存在を裏付ける現象は観測されていたが、その姿が直接撮影されたのは史上初だ。ブラックホールは、その名のとおり直接は見えないが、ブラックホールのすぐ外では光が曲がって進むため、その曲がった光が歪んだ像をつくることはありうる(蜃気楼や逃げ水と同じ原理)。今回撮影された画像は、ブラックホールのすぐ外で曲げられた光の中に、ブラックホール本体が影のように暗く見えているというわけだ。このブラックホールはおとめ座銀河団の楕円銀河M87にあるが、M87は小望遠鏡でも見える。今年のGWはミニボーグでもっと拡大して撮影してみようっと。
2013年4月29日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF100mm、露出180秒
国際宇宙ステーション(ISS)と日本の宇宙ステーション・きぼうとが今晩、見やすい位置に現れる。東京では19時14分〜19時18分30秒の間に見られるが、最も見やすいのは19時16分〜19時18分くらいだろうか。この間ISSはぎょしゃ座やふたご座、うみへび座を横切っていく。SkySafariで19時17分の位置をシミュレーションしてみた。この画面でいうと、右下から左上に向かって動いていく。なお、ISSが夜空に見える位置は観測地の緯度・経度によってかなり差があり、今回は北海道ではあまり高い位置にはこない。詳しくは宇宙航空研究開発機構(JAXA)HPで。
ターミネーターとしてトップスターになったアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画「ゴリラ」は、元FBI捜査官が悪のファミリーに潜入、FBI内部の裏切り者を追う物語だ。田舎町で保安官を務めるカミンスキー(シュワルツェネッガー)は、少女殺害犯を半殺しにしてFBIを辞職させられるという過去があった。ある日、カミンスキーは元上司のシャノンから個人的な依頼を受ける。父親と同じくFBI捜査官であるシャノンの息子が、FBI内部の裏切り者の手引きにより、シカゴ最大の悪のファミリーに殺されたのだ。カミンスキーは自分の素性を消してブレナーと名乗り、用心棒としてファミリーに潜入する。というわけで、あとはターミネーターばりに悪い奴らを片っ端からやっつけ、ファミリー壊滅に追い込むという展開だ。ファミリーのボスの用心棒を演じたロバート・デヴィは、007「消されたライセンス」ではボンドの敵サンチェスを演じている。