2019年3月の星空
21日は春分の日だ。春分の日というのは、太陽が春分点(現在はうお座)を通過する日のことで、この日は昼と夜とがほぼ同じ長さになる(実際には、日出と日没の定義として、太陽中心が地平線にかかる瞬間とはせず、太陽の上端が地平線にかかる時刻としているため、正確には同じ長さにならない)。月は7日新月、14日上弦、21日満月、28日下弦だ。2月27日に東方最大離角となった水星は夕方の空にあるが、あっという間に太陽に近づいていくので、観測できるのはわずかな期間だ。金星は宵の明星として夜明け前の南東の空に輝いているが、だいぶ高度が下がってきた。木星も夜明け前の南の空で輝いている。春の星座は冬に比べると地味だが、天の川に邪魔されないため、銀河系の外がよく見える。特におとめ座やかみのけ座には銀河団があり、望遠レンズや望遠鏡をデジタルカメラに装着して撮影すると、たくさんの銀河をとらえることができる。銀河の撮影は、天体写真撮影の中でも最も難しいものだが、はるか彼方のかすかな光をとらえたときの喜びは格別だ。国立天文台HPより。
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