新星座巡礼・冬の星空① オリオン座
オリオン座は冬の王者というにふさわしい。ベテルギウスとリゲルという2つの1等星とベラトリックスとサイフという2つの2等星がオリオンの堂々たる肉体を形作り、腰には3つの2等星(三つ星)が形作るベルトを締めている。オリオンのベルトには、肉眼でも容易に見えるオリオン座大星雲があり、そこではいまなお新しい星が次々と誕生している。とにかく目立つ星座だが、天文ファンにとっても興味深い天体がたくさんあり、写真撮影のターゲットとして最高の星座だ。三つ星の近くには馬頭星雲という暗黒星雲があるほか、M78(ウルトラマンの出身地!)という散光星雲もある。さらに、オリオン座全体が超新星残骸であるバーナードループという赤い星雲に取り囲まれている。ベテルギウスとリゲルは色も対照的で、特にベテルギウスはいつ超新星爆発を起こしてもおかしくないといわれている。
2018年9月12日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF24㎜、露出120秒、ケンコープロソフトンA使用
« 2019年1月の星空 | トップページ | 本郷台地⑰ »
「天体写真、天文学、科学」カテゴリの記事
- かんむり座T星(2025.05.09)
- コスモス482号(2025.05.08)
- 量子コンピュータ・ディスコ(2025.05.06)
- イチョウ(2025.05.05)
- ヒトツバタゴ(2025.05.04)
コメント