新星座巡礼・冬の星空⑤ おおいぬ座
おおいぬ座は全天一明るい1等星シリウスを擁し、オリオン座と同じくらい目立つ星座だ。シリウスは実は連星で、暗い方のシリウスBは白色矮星だ。これは、シリウスの運動に揺らぎがあることから明らかになった。もともとはシリウスBの方が質量が大きかったため、核融合反応が早く進行し、赤色巨星を経て白色矮星になったと考えられている。いずれはシリウスAも同じような運命をたどるんだろう。シリウスは人類の歴史上重要な星で、古代エジプトでは、シリウスを観測してナイル川の氾濫時期を予想し、1年が365日であることも知ったという。
2019年1月2日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF24㎜、露出60秒、ケンコープロソフトンA使用
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