新星座巡礼・秋の星空⑫ おうし座
秋も深まる頃、薄明が終わると東の空にはプレアデス星団(すばる)が昇っている。空の暗いところでは6〜7個の3〜4等星がごちゃっと固まり、青白い光でボッーと輝いて見えるが、都会でもいくつかの星が見える。そして、そのプレアデス星団の後を追うように、おうし座の1等星アルデバランが昇ってくる。アルデバラン周辺もV字型に星が集まっていて、これはヒアデス星団と呼ばれている。銀河系の渦状腕は何本かあると考えられているが、太陽系が属しているのがオリオン座の方向にあるオリオン腕だ。おうし座やオリオン座に明るい星や星団星雲が多いのは、そのためだろう。神話では、おうし座はゼウスがエウローペーに近づくために化けた牛、プレアデス星団はプレイアデス7姉妹として登場する。
2018年9月12日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF24㎜、露出120秒、ケンコープロソフトンA使用
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