特捜部Q ー檻の中の女ー
デンマークの作家ユッシ・エーズラ・オールスンの人気シリーズ「特捜部Q」は、コペンハーゲン警察署の特捜部Qの活躍を描いた警察小説だ。特捜部Qは古い捜査資料を整理する部署として新設されたが、実際には厄介者を左遷する島流し部署だった。ここに送り込まれたのは、捜査中に部下を死なせた殺人課の刑事カール・マークと助手のアサドのみ。厄介者のこの2人は、終わったはずの過去の事件を再捜査し、葬られた真実を明らかにしていく。この「特捜部Q」シリーズを、映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のスタッフが映画化したのが「特捜部Q ー檻の中の女ー」だ。5年前、若手女性議員ミレーデ・ルンゴーが失踪、警察は自殺と断定し捜査は終結していた。しかし、特捜部Qのカール(ニコライ・リー・コス)はこれに違和感を持ち、アサド(ファレス・ファレス)とともに再捜査に乗り出す。同僚からの冷たい視線をものともせず、鋭い嗅覚で新たな手がかりを見つけ出す2人。事件の背景には、幼いミレーデに起きた重大なできごとがあった。北欧ミステリーの代表作「ミレニアム」シリーズと同じような雰囲気で、緊張感あふれる展開が続く。
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