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2018年9月

2018年9月30日 (日)

2018年10月の星空

 9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震では、北海道全域が停電するという事態に見舞われた。ぼくの町では停電はその日の夜中まで続いたが、日没後には街は真っ暗となり、天体写真撮影ができるくらいだった(あいにく曇りだったが)。普段、いかに街が明るいかがよくわかる夜だった。安全のため街灯をつけるのはしょうがないが、もうちょっとライトダウンしてもいいんじゃないか。節電にもなるし。月は2日下弦、9日新月、17日上弦、25日満月で、21日は旧暦の9月13日に当たる十三夜だ。夜空をにぎわせていた夏の天の川や惑星は早い時間に沈み、ちょっとさびしい感じだ。一方で、9日は10月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群)、21日はオリオン座流星群が極大を迎える。いずれも出現数は少ないが、ジャコビニ流星群は1972年に大出現が予想されて外れた(ユーミンの歌にも出てくる)り、オリオン座流星群はハレー彗星が母天体だったりと、有名な流星群だ。26〜27日は「三鷹・星と宇宙の日」として、国立天文台三鷹で毎年恒例のイベントが開催される。50センチ公開望遠鏡を使っての観望会もあり、晴れれば月や惑星を見せてくれるはずだ。国立天文台HPより。

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2018年9月29日 (土)

新星座巡礼・秋の星空② ケフェウス座

 はくちょう座とカシオペア座との間にあるケフェウス座は、明るい星はあまりないが、古い星座だ。神話では古代エチオピア王であり、カシオペアの夫、アンドロメダ姫の父親として登場する。ガーネットスターと呼ばれている変光星があり、その周辺にはIC1396という大きな散光星雲があるが、これは肉眼では見えない。もう一つ、ケフェイド変光星と呼ばれる有名な変光星があり、この星の変光周期と光度を観測することによって、星までの距離を測定できるようになった。
2014年8月30日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出180秒

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2018年9月28日 (金)

新星座巡礼・秋の星空① カシオペア座

 夏の天の川が西の空に傾くと、東の空には秋の星座が昇ってくる。天の川をたどっていくと、はくちょう座の隣にはケフェウス座があり、その隣でカシオペア座がちょっと崩れたWの字を描いている。このカシオペア座は、天文ファン、特に写真撮影をする者にとっては重要な星座だ。赤道儀の極軸合わせには北極星を利用するのだが、その北極星を探すにはカシオペア座か北斗七星を利用するのだ。当然古い星座で、神話では古代エチオピアの王妃でありアンドロメダ姫の母親として登場する。1572年には超新星が出現、金星に匹敵する明るさで輝いたという。
2018年9月12日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF24㎜、露出120秒、ケンコープロソフトンA使用

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2018年9月27日 (木)

プーと大人になった僕

 クリストファー・ロビンが「100エーカーの森」に住む親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経った。その間クリストファー・ロビンは父親を失い、戦場にも送られたが、苦労の末妻イヴリン、娘マデリンと3人で一見幸せな生活を送っていた。ロンドンのウィンズロウ商事で忙しく働くきまじめなクリストファー・ロビンは、業績不振のかばん部門のリストラ計画策定を命じられ、週末の家族との約束を反故にするが、そこに迷子になったプーが現れる。久しぶりの再会を果たしたクリストファー・ロビンとプーだが、いつまでも変わらないプーに対し、クリストファー・ロビンはかつての彼ではなかった。大人になったクリストファー・ロビンを演じるのはユアン・マクレガーで、プーと一緒に「100エーカーの森」で仲間たちを探し回るうちに、本当に大切なモノを思い出していく。日頃はこのようなジャンルの映画は観ないが、たまにはこういう作品もいい。

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2018年9月26日 (水)

ブリット

 サンフランシスコを舞台に、クールな刑事が凶悪犯罪者を追い詰める。ダーティーハリー初登場の3年前にも、よく似た雰囲気の映画があった。スティーヴ・マックイーン主演の映画「ブリット」は、マックイーン得意のカーアクションも見どころの一つだ。サンフランシスコ市警の刑事フランク・ブリット(マックイーン)は、チャルマース上院議員から直々に、マフィアのメンバー ジョー・ロスの保護を命じられる。ロスはマフィアのカネを横領し、ヒットマンに狙われていたが、チャルマース議員はロスに証言をさせようとしていた。しかし、誰も知らないはずのホテルにヒットマンが現れ、ロスは撃たれてしまう。チャルマース議員への不信感も加わり、事件の裏に何かがあると感じたブリットは、真相究明のため動き出す。それにしても、サンフランシスコの急坂を疾走するカーアクションはなかなかの迫力だ。

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2018年9月25日 (火)

華麗なる賭け

 スティーヴ・マックイーン主演の映画「華麗なる賭け(The Thomas Crown Affair)」は、大富豪でありながら大泥棒も働くトーマス・クラウン(マックイーン)が主役の物語だ。クラウンは綿密な作戦を立て、部下5人に個別に指示を出し、大胆な銀行強盗を実行させる手口で泥棒を働いていた。ボストンの銀行襲撃で260万ドルの大金を手にしたクラウンだったが、警察の依頼を受けた保険調査員ヴィッキー・アンダーソン(フェイ・ダナウェイ)は、鋭い勘でクラウンがあやしいとにらむ。調査のためクラウンに接近するヴィッキー。クラウンもクールな態度で受け流すが、2人はやがて恋に落ちていく。追う者と追われる者といえど、やはり美男美女はこうなるのか。後にピアース・ブロスナン主演でリメイク作品も制作された。

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2018年9月24日 (月)

丘のまち美瑛の風景⑧

 丘のまち美瑛町ドローンから空撮してみた。波打つ丘にパッチワーク畑が並び、その上を雲の影が通り過ぎていく。動画はこちら

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2018年9月23日 (日)

丘のまち美瑛の風景⑦

 丘のまち美瑛町でドローンから空撮してみた。十勝岳連峰を背景に、色とりどりの丘が波打っている。動画はこちら

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2018年9月22日 (土)

丘のまち美瑛の風景⑥

 丘のまち美瑛町の展望花畑 四季彩の丘では、花だけではなく、北海道を代表するいろんな野菜も栽培していて、ネット販売もしている。最近は売ってないようだが、以前ここで売っていたポテトチップは抜群においしかった。

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2018年9月21日 (金)

丘のまち美瑛の風景⑤

 丘のまち美瑛町の展望花畑 四季彩の丘は、十勝岳連峰を背景に色とりどりの花々が咲き誇る広大な花畑だ。広大な園内では、パッチワーク畑の前をトラクターバス ノロッコ号がのんびりと走ってた。

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2018年9月20日 (木)

丘のまち美瑛の風景④

 丘のまち美瑛町はどこに行っても波打つ丘の風景がきれいだが、あちこちにスクッと立つ木がまたいいアクセントになってくれる。CMやドラマに登場した有名な木もたくさんあり、人気スポットになっている。

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2018年9月19日 (水)

丘のまち美瑛の風景③

 丘のまち美瑛町にはいくつもの人気スポットがあるが、人気スポット以外にも美しい風景はたくさんある。一番いいのは、クルマではなく自転車にでも乗って、あちこち回ってみることだ。この写真の場所はぼくが昔からよく撮影していたところだが、何かのポスターでも見たことがある。

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2018年9月18日 (火)

丘のまち美瑛の風景②

 故前田真三の代表作「麦秋鮮烈」は、1977年7月20日に撮影されたそうだ。麦秋とはムギの収穫期に当たる初夏の頃を表す季語で、北海道ではだいたい7月下旬から8月上旬になる。収穫直前のムギは、まさに黄金色に輝いていた。

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2018年9月17日 (月)

丘のまち美瑛の風景①

 丘のまち美瑛町へは昔、写真撮影のため何度も通った。当時はフィルム時代で、旧式のアサヒペンタックスSPで撮影していたが、デジタルカメラ時代になったいまでは、自分でカラー調整ができるというのが新たな楽しみの一つだ。とはいえ、あまり現実の姿とかけ離れてしまうのもどうかと思うので、ほどほどにしなければならないが。この写真の場所は昔からよく撮影していたところで、十勝岳連峰をバックに、波打つ丘の風景が美しい。アクセントとなる赤い屋根の小屋も昔と変わってないようだ。

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2018年9月16日 (日)

白ひげの滝

 美瑛町の青い池のちょっと上流、白金温泉を流れる美瑛川に、白ひげの滝がしぶきをあげて流れ落ちている。美瑛川は十勝岳連峰を水源とし、いずれは北海道最長の河川 石狩川へと合流する。

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2018年9月15日 (土)

青い池

 美瑛町の青い池は、十勝岳噴火の思わぬ副産物だが、Mac OSの壁紙に採用されたことで一躍有名になった。この日は青い空と白い雲、そして青い池と深い緑の美しさが際立っていた。

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2018年9月14日 (金)

拓真館

 丘のまち美瑛町を全国的に有名にしたきっかけは、故前田真三の美しい風景写真が紹介されたことだろう。美瑛町の地形は十勝岳の噴火と河川の侵食によって波状丘陵を形成していて、そこにじゃがいもや小麦などの畑作が始まったことから、北海道でも独特の美しい風景ができあがった。拓真館は前田の作品を展示するギャラリーで、廃校になった小学校の校舎を改修したものだ。代表作「麦秋鮮烈」などの作品を多数展示しているほか、写真集やポストカードなども販売している。

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2018年9月13日 (木)

襟裳岬②

 襟裳岬からは広大な太平洋の水平線を望むことができるが、目を北の方角に転じると、アポイ岳や日高山脈の最南端の山々を望むことができる。映像はこちら

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2018年9月12日 (水)

襟裳岬①

 襟裳岬は北海道を旅するライダーに人気のスポットだ。ぼくも小さい頃から何度も行ってるが、今回、初めてドローンで撮影してみた。襟裳岬は風が強いことで有名だが、この日は穏やかで、安定した飛行で撮影できた。映像はこちら

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2018年9月11日 (火)

銀河系とアンドロメダ銀河

 われわれの銀河系は、局部(局所)銀河群というグループに属している。局部銀河群は数百万光年の範囲に広がっていて、50個程度の銀河があるとされているが、その中でアンドロメダ銀河、銀河系、さんかく座の渦巻銀河M33の3つが際だって大きい。アンドロメダ銀河と銀河系は徐々に接近していて、40億年後には衝突すると予想されている。いまは小さく見えるアンドロメダ銀河だが、接近するにつれその姿は壮観なものになっていくだろう。
2018年9月1日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出60秒

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2018年9月10日 (月)

散光星雲と暗黒星雲

 夏の天の川をいて座からはくちょう座まで対角線魚眼レンズで収めた。北アメリカ星雲などところどころに散在する散光星雲や、背景の星の光をさえぎる暗黒星雲がよくわかる。はくちょう座のデネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルが形づくるのは夏の大三角だ。
2018年9月1日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出60秒

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2018年9月 9日 (日)

新星座巡礼・夏の星空⑯ へび・へびつかい座

 へび座とへびつかい座はもともと一つの星座だったそうだ。春の星座と夏の天の川との間、ちょっとさびしいところに、へびとへびつかいの大きな姿が浮かび上がってきた。ポータブル赤道儀ナノ・トラッカーTLに対角線魚眼レンズを組み合わせて撮影した。
2018年9月1日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出60秒

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2018年9月 8日 (土)

垂直に立つ夏の天の川

 9月1日21:30頃、垂直に立つ夏の天の川を見ることができた。天の川が垂直に立つのは、8月ならもっと遅い時間で、以後だんだん早い時間になっていく。ポータブル赤道儀ナノ・トラッカーTLに対角線魚眼レンズを組み合わせて撮影した。超広角レンズの場合、極軸合わせは北極星覗き穴に北極星を導入するだけで十分だが、視力が悪いぼくにはこれがなかなか大変だ。それと、ギアをなじませるための慣らし運転は5分程度となっているが、正常に回転するまでちょっと時間がかかった。
2018年9月1日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出60秒

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2018年9月 7日 (金)

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 中富良野町のファーム富田の「秋の彩りの畑」。このような写真は、コントラストを強くするとさらにカラフルになる。

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2018年9月 6日 (木)

ファーム富田⑨

 中富良野町のファーム富田の「秋の彩りの畑」。色とりどりのケイトウ?

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2018年9月 5日 (水)

ファーム富田⑧

 中富良野町のファーム富田の「秋の彩りの畑」。ここには霜の降りる頃まで見頃が続く花々がある。

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2018年9月 4日 (火)

ファーム富田⑦

 中富良野町のファーム富田からは、十勝連峰もよく見える。主峰の十勝岳はときどき噴火する活火山だ。

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2018年9月 3日 (月)

ファーム富田⑥

 中富良野町のファーム富田の「彩りの畑」。これはムギだろうか。ちなみに、「麦秋」とは秋ではなく、ムギの収穫期である初夏の頃をいう。

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2018年9月 2日 (日)

ファーム富田⑤

 中富良野町のファーム富田の「彩りの畑」。カスミソウはちょっと見頃を過ぎていたかも。

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2018年9月 1日 (土)

ファーム富田④

 中富良野町のファーム富田の目玉は何といってもラベンダー畑。

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