2018年10月の星空
9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震では、北海道全域が停電するという事態に見舞われた。ぼくの町では停電はその日の夜中まで続いたが、日没後には街は真っ暗となり、天体写真撮影ができるくらいだった(あいにく曇りだったが)。普段、いかに街が明るいかがよくわかる夜だった。安全のため街灯をつけるのはしょうがないが、もうちょっとライトダウンしてもいいんじゃないか。節電にもなるし。月は2日下弦、9日新月、17日上弦、25日満月で、21日は旧暦の9月13日に当たる十三夜だ。夜空をにぎわせていた夏の天の川や惑星は早い時間に沈み、ちょっとさびしい感じだ。一方で、9日は10月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群)、21日はオリオン座流星群が極大を迎える。いずれも出現数は少ないが、ジャコビニ流星群は1972年に大出現が予想されて外れた(ユーミンの歌にも出てくる)り、オリオン座流星群はハレー彗星が母天体だったりと、有名な流星群だ。26〜27日は「三鷹・星と宇宙の日」として、国立天文台三鷹で毎年恒例のイベントが開催される。50センチ公開望遠鏡を使っての観望会もあり、晴れれば月や惑星を見せてくれるはずだ。国立天文台HPより。