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2018年7月17日 (火)

レッド・スパロー

 ゴルゴ13の初期の作品に「モスクワ人形」というのがある。ソ連の一般人女性がKGBの罠にかかり、女スパイに仕立てられるという話だが、シベリアのスパイ養成所で訓練を受ける様子が描かれている。ジェニファー・ローレンス主演の映画「レッド・スパロー」は、公演中の事故によりバレリーナの道を断たれたドミニカ・エゴロワ(ローレンス)が、母親の治療費のためにロシアの諜報機関のスパイになることを決意、ハニートラップや心理操作を武器にミッションを遂行するスパイ=スパローとして国際的な諜報戦に巻き込まれていく物語だ。原作の小説を書いたジェイソン・マシューズは元CIA工作員だそうで、なかなかリアリティのある作品になっている。KGBはソ連崩壊とともに消滅し、ロシアではFSBやSVRといった組織がKGBの仕事を引き継いだが、いまもこんなことやってるんだろうか。おそろしや。CIA捜査官ネイト・ナッシュを演じるのは、映画「スター・ウォーズ」エピソード2〜3でオーウェン・ラーズ(ルークの育ての親)を演じたジョエル・エドガートンだ。

 

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