新星座巡礼・夏の星空⑨ はくちょう座
夏の天の川にすっぽりと浸っているはくちょう座は、その形から北十字とも呼ばれる。はくちょうの口に当たるところにある3等星アルビレオは有名な二重星で、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」でも宝石になぞらえられている。尾の部分にある1等星デネブは白色超巨星で、ベガやアルタイルよりはるかに遠い距離にあるにもかかわらず同じくらい明るい。恒星は質量が大きいほど寿命が短いので、デネブも(宇宙の年齢からみれば)そう遠くないうちに超新星爆発を起こすだろう。はくちょう座周辺は赤い散光星雲も多いので、写真撮影でも見どころが多い。
2006年6月29日撮影 キャノンEOS Kiss Digital+キャノンEF24㎜、露出298秒
« 新星座巡礼・夏の星空⑧ こと座 | トップページ | 新星座巡礼・夏の星空⑩ わし座 »
「天体写真、天文学、科学」カテゴリの記事
- Star Adventurer GTi④(2023.02.08)
- 日本科学未来館②(2023.02.07)
- 日本科学未来館①(2023.02.06)
- Star Adventurer GTi③(2023.02.05)
- Star Adventurer GTi②(2023.02.04)
コメント