2018年8月の星空
8月の星空の主役はペルセウス座流星群だ。極大は13日10時頃と予想されているので、12日夜から13日未明にかけてが最も見頃だ。11日が新月なので、月明かりがない中で観測できる。ペルセウス座流星群はスイフト・タットル彗星を母天体とする流星群で、明るい流星が多い。流星は全天のどこにでも出現するので、寝転がってながめるのが楽ちんだ。写真撮影なら、できるだけ広角レンズを使い、天の川と流星を同じ構図で狙ってみよう。固定撮影でも写るので、カメラと三脚さえあればいい。タイムラプス動画ならいっそう楽しめる。月は5日下弦、11日新月、18日上弦、26日満月だ。金星、火星、木星、土星は相変わらず見頃で、特に火星は大接近中だ。夏真っ盛りだが、夜半には秋の星座が昇ってくる。秋の星座はちょっと地味だが、アンドロメダ銀河やさんかく座のM33渦巻銀河など、銀河系外の天体が増えてくる。観測や撮影には天体望遠鏡が必要だが、天文ファンにとって大きな楽しみだ。国立天文台HPより。