銀河鉄道の夜
宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」は、天文ファンなら誰でも1度は読んだことがあるだろう。賢治は天文や地学にとても興味を持っていたようで、「銀河鉄道の夜」にも天文・地学関連の話がたくさん出てくる。小説の舞台はいまのJR釜石線をモデルにしたといわれているが、日高本線がモデルじゃないかという説もあるそうだ。なんでも、「銀河鉄道の夜」を書き上げる直前、賢治は花巻農学校の修学旅行の引率で苫小牧を訪れていて、日高本線の前身 王子軽便鉄道に興味を持ったかもしれないというのだ。それはともかくジョバンニは、カムパネルラとともに北十字(はくちょう座)から南十字(みなみじゅうじ座)までを旅する中で、神秘的な体験をする。「天気輪」など、具体的に何を意味するのかわからないものもあり、謎も秘めた作品だ。この「銀河鉄道の夜」、KAGAYAスタジオがプラネタリウム番組を制作していて、全国のプラネタリウムで人気番組となっている。ブルーレイも発売されているので、プラネタリウムに行かなくても視聴できる。
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