電磁気学 初めて学ぶ人のために
電磁気学はマクスウェルの方程式という4つのきれいな方程式にまとめられる学問だ。しかし、当然のことながらマクスウェルの方程式が完成するまでには多くの科学者の試行錯誤があったわけで、現代でも電磁気学を学ぶのは簡単ではない。「ファインマン物理学」の翻訳者としても知られる日本の物理学者 砂川重信は電磁気学の教科書を何冊か書いているが、「電磁気学 初めて学ぶ人のために」<「電磁気学(岩波書店)」<「理論電磁気学(紀伊國屋書店)」という順序で難しくなっていく。というわけで、「電磁気学 初めて学ぶ人のために」は、大学1年生や何十年かぶりに電磁気学を勉強し直したい人が読むのにいいだろう。ぼくが大学生のときは、「電磁気学(岩波書店)」を教科書に指定されたが、ベクトル解析も同時に学ばなければならないので、大変だった。物理学や数学は、具体的なイメージをつかむのが非常に大切だ。
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