風とライオン
007引退後のショーン・コネリーが砂漠の王者を演じる映画「風とライオン」は、20世紀初頭のモロッコを舞台に、欧米列強と砂漠の民との対決を描いた歴史ドラマだ。欧米列強が進出するモロッコのタンジールで、イーデン・ペデカリス夫人(キャンディス・バーゲン)らアメリカ人家族3人がある日、リフ族馬賊に誘拐される。馬賊の首長ライズリ(コネリー)は預言者ムハンマドの血を引く砂漠の王者を自認し、欧米列強に対しある思惑を秘めていた。誘拐されたペデカリス夫人だが、ライズリと行動をともにするにつれ、ライズリに対する見方も変わっていく。一方、アメリカ・ルーズベルト大統領は海兵隊を派遣、ペデカリス夫人らの身柄の引き渡しを受ける代わりにライズリの罪は問わないと約束する。約束の地に現れたライズリだったが、ドイツ軍に捕らえられ、捕虜となってしまう。ここに、アメリカとドイツ、砂漠の民との戦いの火ぶたが切って落とされる。という話だが、アメリカ映画としてはイスラム社会に対し一定の敬意を持った映画だといえるだろう。
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