2018年5月の星空
いよいよGWだが、GW中は満月前後の明るい月が輝いているので、星雲星団銀河の撮影には不向きだ。6日にはみずがめ座η(エータ)流星群が極大を迎えるが、これも条件が悪い。みずがめ座η群は母天体がハレー彗星で、10月に極大を迎えるオリオン座流星群もハレー彗星を母天体としている。9日には木星が衝(太陽と正反対の位置)となる。衝の時期は一晩中沈まず、地球との距離も最も近いため、観測には非常に適している。小望遠鏡でもガリレオ衛星や木星本体の縞模様が見えるので、土星と並んで人気の惑星だ。15日は新月なので、その前後は星雲星団銀河ファンにとって待望の時期だ。おおぐま座、りょうけん座、しし座、かみのけ座、おとめ座周辺には系外銀河がたくさんあり、撮影にはいくら時間があっても足りないくらいだ。夜中には夏の天の川も昇ってくるので、星景写真撮影もいいだろう。国立天文台HPより。