DPP4による天体写真のRAW現像④
キャノンDPP4による天体写真のRAW現像第4回。明るさ調整とホワイトバランス調整の後は、ダイナミックレンジ調整だ。ダイナミックレンジはラティチュードともいうが、最も暗い部分から最も明るい部分までの階調の再現幅のことをいう。なんていっても???かもしれないが、露出アンダーでもすぐには黒くつぶれず、露出オーバーでもすぐには白く飛ばず、なだらかに色の濃淡が変化していくのをダイナミックレンジが広いという。天体写真の場合、背景の夜空の濃淡まで表現する必要はなく、単純に黒くしておけばいい。ここでは、ツールパレットの「ガンマ調整」のところにあるヒストグラムのスライダを動かしてみる。最も左にあるスライダをヒストグラムに近づけ、ヒストグラムが立ち上がる寸前までずらすと、背景が夜空らしくぐっと暗くなる。これで天体写真らしい画像になった。
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