ハイネケン誘拐の代償
オランダのビール「ハイネケン」は、世界有数の人気ブランドだ。1983年、このハイネケンの経営者フレディ・ハイネケンが誘拐されるという事件が発生した。犯人グループは3500万ギルダー(約23億円)という高額の身代金を要求したが、身代金を受け取ったのち、タレコミによって次々と逮捕される。アンソニー・ホプキンス主演の映画「ハイネケン誘拐の代償」は、このハイネケン誘拐事件を描いた物語だ。犯人の5人は幼なじみで、事業に失敗、誘拐事件を計画するが、生まれつき凶悪な犯罪者というわけでもない。むしろ、誘拐されながらもしたたかなハイネケンの心理戦に翻弄されていく。このあたりのホプキンスの雰囲気は、ハンニバル・レクターみたいにちょっと不気味だ。犯人は全員逮捕されたが、身代金の一部はいまも行方不明だそうで、いろいろな憶測もあるようだ。
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