線型代数入門
まもなく新学期が始まる。理系の大学生の場合、1年生で学ぶ数学は線形代数学と解析学(微分積分)だ。ぼくが大学生のときに教科書に指定されたのは「線型代数入門(齋藤正彦)」で、いまでも名著といわれているが、初学者には難しい本だと思う。結局、大学卒業とともに線形代数学の知識もどっかに飛んでいったが、10年20年経ってもう1回まじめに数学を勉強しようかと思い、大型書店の数学書コーナーでいろいろ物色したところ、同じタイトルの「線型代数入門(松坂和夫)」が目についた。ちょっと分厚いが、高校数学で学ぶ内容とうまくつながるように書かれているので、齋藤本よりとっつきやすいだろう。最近はほかにもいろいろわかりやすい本があって、学生は恵まれてるなぁ。