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2018年1月20日 (土)

日本の歴史⑧ 南北朝の動乱

 集英社版「日本の歴史」シリーズ第8巻「南北朝の動乱」は、鎌倉時代末期から室町時代初期までの動乱の100年が舞台だ。鎌倉幕府成立によって日本国内には天皇と将軍という二つの権力が並び立つことになるが、この二つの権力はときに協調し、ときに対立する。しかも、それぞれには上皇や執権という存在があり、ときには天皇や将軍さえ実権のない傀儡と化してしまう。蒙古襲来をなんとか凌いだ鎌倉幕府だったが、得宗家の専制で御家人からの支持を失い、悪党や海賊の活動もあってその権力基盤は大きく揺らいでいく。このような中、公家を中心とする政治の復活をめざして倒幕に動いたのが後醍醐天皇だった。足利尊氏らの活躍によって鎌倉幕府を滅ぼし、建武の新政を断行しようとした後醍醐天皇は、よしあしは別として歴代天皇の中でもかなり強烈なキャラクターだったといえるだろう。しかし、後醍醐天皇と尊氏も結局は対立、さらには二人三脚で室町幕府成立を成し遂げた尊氏・直義兄弟も戦うことになってしまう。とにかく、天皇家も将軍家も、さらには有力守護までも分裂・抗争を繰り返すという時代だった。動乱の主役は権力者だけではない。百姓土民なども一味神水して、あくどい権力者に実力行使で立ち向かっていった。動乱の時代にひとまず終止符が打たれたのは、京都室町に「花の御所」が完成し、足利義満が幕府の中心に座ることになる頃だった。ところで、京都神護寺が所蔵する有名な伝源頼朝像は、最近では足利直義説が有力だ。同じく伝平重盛像は、足利尊氏ではないかという。とすると、昔の教科書に掲載されていた、太刀を担いだ騎馬武者像はいったい誰? これは足利家の執事だった高師直またはその一族ではないかというのが最近の説だ。歴史上の人物というのは、肖像画によってだいぶ先入観が入るので、イメージがガラッと変わってしまいそうだ。

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