冬の大三角
冬の星空は明るい星が多い。最も明るく輝いているのがおおいぬ座のシリウスで、オリオン座にはベテルギウスとリゲル、おおいぬ座にはプロキオン、おうし座にはアルデバラン、ふたご座にはポルックス、ぎょしゃ座にはカペラという1等星がある。このうちベテルギウスとシリウス、プロキオンがつくる三角形は「冬の大三角」と呼ばれている。冬の大三角はちょうど天の川を覆うような位置にあるので、眼視でも写真撮影でも見どころが多い。オリオン座を撮影すると全体的に赤っぽく写るが、どうやらオリオン座には巨大分子雲があって、ここから次々と星が誕生したということらしい。なお、ベテルギウスは赤色超巨星で、いつ超新星爆発を起こしてもおかしくないと考えられている。もうしそうなれば、昼間でも見える明るさになるといわれているので、ものすごい見ものになるだろう。
2013年1月7日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ15㎜対角線魚眼レンズ、露出180秒
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