冬の大三角
冬の星空は明るい星が多い。最も明るく輝いているのがおおいぬ座のシリウスで、オリオン座にはベテルギウスとリゲル、おおいぬ座にはプロキオン、おうし座にはアルデバラン、ふたご座にはポルックス、ぎょしゃ座にはカペラという1等星がある。このうちベテルギウスとシリウス、プロキオンがつくる三角形は「冬の大三角」と呼ばれている。冬の大三角はちょうど天の川を覆うような位置にあるので、眼視でも写真撮影でも見どころが多い。オリオン座を撮影すると全体的に赤っぽく写るが、どうやらオリオン座には巨大分子雲があって、ここから次々と星が誕生したということらしい。なお、ベテルギウスは赤色超巨星で、いつ超新星爆発を起こしてもおかしくないと考えられている。もうしそうなれば、昼間でも見える明るさになるといわれているので、ものすごい見ものになるだろう。
2013年1月7日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ15㎜対角線魚眼レンズ、露出180秒
« THE WAY TO THE CHAMPION | トップページ | シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ »
「天体写真、天文学、科学」カテゴリの記事
- 夏の星雲撮影(2025.07.09)
- 伝統的七夕(2025.07.07)
- 山本義隆自選論集Ⅱ 物理学の発展(2025.07.06)
- 3I/ATLAS(アトラス彗星、C/2025 N1)(2025.07.05)
- 二十四節気・小暑(2025.07.03)
コメント