RACERS vol.4 Rothmans NSR Part1
三栄書房の「RACERS」第4号は、1980年代後半のロードレース世界選手権(WGP)を彩ったロスマンズ・ホンダNSR500の特集号だ。1983年以降、WGPではホンダとヤマハが交互にチャンピオンを獲得するシーズンが続く。ホンダのフレディ・スペンサーは1985年、500㏄&250㏄のダブルタイトル獲得という偉業を成し遂げるが、1986年以降は手首の故障に苦しみ、以後第一線で活躍することはなかった。代わりにトップに君臨したのがヤマハのエディ・ローソンとホンダのワイン・ガードナーだ。1986年はローソン、1987年はガードナーがチャンピオンを獲得、1988年はこれに加えてヤマハのウェイン・レイニーとスズキのケビン・シュワンツも参戦し、4強による熾烈なバトルがWGPを盛り上げた。結局、1988年のシーズンを制したのはヤマハのローソンだった。ローソンは翌1989年、ホンダに移籍することを決意、大きな話題を振りまく。NSR500+ローソンのコンビは決して順風満帆ではなかったが、ランキングトップを行くレイニーを追い詰め、逆転でチャンピオンを獲得するドラマチックな展開を見せた。
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