GP Car Story Lotus 1977-1979 The Last Glory
三栄書房の「GP Car Story」特別編集号「Lotus 1977-1979 The Last Glory」は、いまはなき名門チーム・ロータスの1977〜1979年の栄光の日々を特集している。コーリン・チャップマンが設立したロータスは、1958年にF1GPに参戦、ジム・クラークやヨッヘン・リント、エマーソン・フィッティパルディが何度もチャンピオンを獲得するなど、第一線で活躍する。そして1977年、ロータスはグランド・エフェクト・カー(ウイング・カー、ベンチュリー・カー)という画期的なマシンを投入、1978年にはロータス79を駆るマリオ・アンドレッティがチャンピオンに輝く。グランド・エフェクト・カーは車体下面と地面の間を流れる空気流を利用してダウンフォースを得るもので、これによってコーナリングスピードは大幅にアップ、他チームもこぞってコピーした。しかし、ロータスの栄光もこのあたりまでで、チャップマンは1982年に急死、1980年代半ばにはアイルトン・セナが第一線で活躍するものの、1994年のシーズン終了をもってチームは解散してしまう。1977年の日本GPにはアンドレッティがロータス78を駆って参戦したこともあってか、このマシンは大人気で、ぼくもプラモデルを作った記憶がある。
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