フェア・ゲーム
イラク戦争ではイラクが大量破壊兵器を保有しているかどうかが大問題となったが、これに関連してプレイム事件というのがあった。イラクが大量破壊兵器を保有しているという情報操作に躍起になっていたホワイトハウス高官が、これに否定的な調査結果を出した元外交官の妻がCIAの秘密エージェントであるとマスコミにリークしたのだ。映画「フェア・ゲーム」は、このプレイム事件を描いた物語だ。元外交官のジョー・ウィルソン(ショーン・ペン)は、CIAの依頼を受け、イラクがニジェールからウランを購入したという疑惑を調査する。調査の結果そのような事実はなく、イラクに大量破壊兵器はないと報告したウィルソンだったが、ある日、妻のヴァレリー・プレイム(ナオミ・ワッツ)がCIAの秘密エージェントであるという新聞記事が出る。国家のために働いてきたのに、国家(の一部の権力者)に裏切られ、世間のさらし者にされるという困難に直面したプレイムだったが、夫とともにこの困難に立ち向かっていく。イラク戦争は開戦から7年後の2010年、ブッシュ大統領のあとを受けたオバマ大統領により終結したが、結局大量破壊兵器は見つからなかった。古今東西、国家(の一部の権力者)はときどきうそもつくのだ。
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