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2017年12月22日 (金)

日本の歴史⑦ 武者の世に

 集英社版「日本の歴史」シリーズ第7巻「武者の世に」は、平将門の乱後、地方で着々と力をつけていた武士がいよいよ表舞台に登場し、平氏、源氏、そして北条氏へと続く武人政権が揺るぎないものとなった時代を取り上げている。坂東よりさらに遠い奥州では、安倍、清原、そして奥州藤原氏が台頭し、平泉はさながら都のごとき黄金時代を迎える。中尊寺金色堂にはいまも藤原3代のミイラが眠るが、2011年にはここは世界遺産にも登録された。ぼくも北海道に帰る途中立ち寄ったことがあるが、近くには源義経終焉の地といわれる高館義経堂(たかだちぎけいどう)などもあり、実に興味深いところだ。一方、京の都では平氏と源氏が台頭、白河天皇のご落胤ともいわれる平清盛が政権を握り、「平家にあらずんば人にあらず」というほどの全盛期を謳歌する。しかし、清盛死後、壇ノ浦の合戦で平家は滅亡、源頼朝が鎌倉により本格的な武人政権を築く。将門が先鞭をつけた東国武人政権が、ついに鎌倉で実現することになったのだ。源氏将軍は3代で断絶し、実権は平氏の子孫である北条氏が握るが、2大将軍頼家、3代将軍実朝のみならず、頼朝も暗殺されたという見方もあって、このあたりは非常に血なまぐさい雰囲気が漂う。得宗家(北条氏嫡流)の専制が強まる中、中国大陸ではチンギス・ハーンが大帝国を樹立、孫のフビライ(クビライ)・ハーンは2度にわたって日本に侵攻する。蒙古襲来は「神風」によって撃退されたが、国内は疲弊、鎌倉幕府は滅亡へと向かうことになる。

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