片山敬済 AURA LEGEND
片山敬済は1977年、日本出身者として初めて世界ロードレース選手権(WGP)チャンピオンを獲得したライダーだ。当時は500㏄クラスの下に350㏄クラスがあり、片山はそこでヤマハTZ350を駆って勝利した。その後はホンダに移籍し、NR500やNS500で500㏄クラスに参戦した。1983年はケニー・ロバーツとフレディ・スペンサーが2人だけ別次元のバトルを見せたが、片山はランディ・マモラやエディ・ローソンと互角の戦いを演じた。惜しむらくは、1983年の最終戦で背骨の圧迫骨折という重傷を負ってしまったことで、これがなければまだまだ第一線で活躍していただろう。1985年のロスマンズ・カラーのNS500はとてもかっこよく、この片山レプリカヘルメットはぼくも長く愛用した。「片山敬済 AURA LEGEND」は、片山にとって最後のシーズンとなった1985年の活躍を紹介しながら、片山が自らのライディング・テクニックを解説した本だ。
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