ケニー・ロバーツ RIDE TO WIN
1978〜1980年の3年連続でロードレース世界選手権(WGP)チャンピオンに輝いた「キング」ケニー・ロバーツは、ぼくらの世代のライダーにとっては「長島・王」にも等しい存在だ。日本でも1985年の鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦、平忠彦との王者コンビで一大旋風を巻き起こした。まだまだ絶頂期が続くと思われたが、ライダーとしては1983年を最後にWGPからリタイア、しかし、チームロバーツの監督としてその後もWGPに参戦し続けた。ロバーツはいわゆるハングオフという独特のライディングスタイルを確立した第一人者で、日本でも、当時の走り屋たちはこぞってこれを真似て走っていた。「ケニー・ロバーツ 究極のレーシング・テクニック」は、そのロバーツのレーシング・テクニックを豊富な写真つきで解説した本で、ぼくもこれを読んで走りに出かけたものだ。
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