詩人のための量子力学
現代社会は量子力学抜きには成り立たない。パソコンや携帯電話などを生み出したエレクトロニクスも、量子力学が基礎となっている。しかし、その量子力学、人間の直感にはまったく反している。量子力学の草創期に重要な役割を果たしたかのアルベルト・アインシュタインでさえ、ついに量子力学を信じることはなかった。その後量子力学は応用面でめざましい成果を挙げるが、その薄気味悪さは決してなくなってはいない。アメリカの物理学者レオン・レーダーマンとクリストファー・ヒルが書いた「詩人のための量子力学」は、そんな量子力学の不思議な世界をわかりやすく案内する本で、量子力学の基礎である不確定原理から最先端の弦理論まで幅広く解説している。元素の周期表がなぜあのような形になっているかも解説しているので、化学が好きな人にもいいだろう。
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