2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  
無料ブログはココログ

« スパイたちの遺産 | トップページ | 詩人のための量子力学 »

2017年12月19日 (火)

上野国府跡

 上野国(こうずけのくに)は現在の群馬県にほぼ相当する令制国だ。もともとは大宝律令で上毛野国(かみつけのくに)と名付けられたが、その後上野国に改められた。国府が置かれたのは現在の前橋市で、元総社町の宮鍋神社付近に国庁があったと考えられているが、遺構はまだ発見されていない。939年12月、常陸、そして下野(しもつけ)国府を占領した平将門は、ここ上野国府をも占領する。ここで将門は自らを「新皇」と称し、坂東各国の国司を任命する除目(じもく)を行うが、その際、1人の巫女が神がかりし、将門に天皇の位を授けると口走ったという。もちろん、興世王(おきよおう)あたりの差し金による演出だろうが、将門配下の者はみな大いに喜んだことだろう。将門にとってはこれが人生のピークで、朝廷はいよいよ「謀反人」将門追討に動くことになる。

Img_0754

« スパイたちの遺産 | トップページ | 詩人のための量子力学 »

バイク、旅」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 上野国府跡:

« スパイたちの遺産 | トップページ | 詩人のための量子力学 »