THE WAY TO THE CHAMPION
1980年代後半、ワイン・ガードナー、エディ・ローソン、ウェイン・レイニー、ケビン・シュワンツは4強といわれ、ロードレース世界選手権(WGP)を大いに盛り上げた。そのうちガードナーは鈴鹿8時間耐久ロードレースでも大活躍、歴代2位となる4勝を挙げている。ガードナーはワークスチームに入る前、プライベーターとしてWGPに参戦したが、その速さがホンダの目にとまり、スペンサーの欠場もあってホンダのエースライダーとなった。1987年にはチャンピオンに輝くが、その後はケガに泣き、第一線からは次第に遠のいていった。ガードナーは非常に明るいキャラクターで、心の底からレースを楽しんでいるようだった。そのガードナーの「THE WAY TO THE CHAMPION」は、レーシング・テクニックはもちろん、プロフェッショナル・ライダーとしての心構えなんかも書かれていて、ガードナーの人となりもよくわかる本だ。