13デイズ
1962年に発生したキューバ危機は、アメリカとソ連による全面核戦争寸前までいった事件だ。1959年にキューバ革命を成功させたフィデル・カストロは、次第にアメリカと対立、ソ連に接近していく。ピッグス湾事件でアメリカが手痛い失敗を犯し、国際的な非難を浴びる中、キューバはアメリカによる侵攻に備えてソ連に対し最新兵器の供与を要求する。核ミサイル配備で後れをとっていたソ連はキューバと利害が一致、ひそかにキューバに核ミサイルを配備し、一気に優位に立とうとする。Uー2偵察機によってミサイル配備を確認したホワイトハウスは、当然のことながら大騒ぎとなり、ここに全面核戦争か?という緊迫の13日間が始まる。ケヴィン・コスナー主演の映画「13デイズ」は、このキューバ危機を描いた映画だ。軍部の単細胞ぶりはちょっと誇張しているのかもしれないが、一つ間違えれば全面核戦争という緊迫感は真に迫っているんじゃないだろうか。あれから65年が経ち、同じようなことが起きそうな気配だが、リーダーたる者単細胞な行動はやめてほしいもんだ。
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