しし座流星群
昨日未明に極大を迎えたしし座流星群は、通常は1時間あたり数個の流星が出現する程度に過ぎないが、ときどき大出現が見られる注目の流星群だ。最近では2001年に1時間あたり数千個というものすごい流星雨が観測された。流星群の出現状況の予測は非常に難しいのだが、このときはダストトレイル理論という新しい理論をもとに、かなり正確に予測された。ぼくも北海道に帰り、朝までずっと観測したが、とにかくすごいの一言だった。当時はまだデジタルカメラがなく、フィルムカメラだったが、もしデジタルカメラがあればそうとうすごい写真を撮影できたはずだ。母彗星であるテンペル・タットル彗星は33年周期で太陽を回っていて、将来また大出現を見せることもあるだろう。そのときまで生きているかどうかはわからないが。
2001年11月19日撮影 アサヒペンタックスSP+スーパータクマー50mm
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