市川市国府台(こうのだい)の里見公園にある明戸(あけど)古墳は、全長40mの前方後円墳だが、後円部墳頂には2基の石棺が露出している。この石棺は1479年、ここに陣を築こうと盛り土を取り除いたときに発見されたという。19世紀半ばに刊行された江戸名所図会に国府台が描かれているが、そこにもこの石棺の話が書いてある。これによると、石棺の中には甲冑太刀や金銀の鈴、陣太鼓、土偶などがあったが、すぐ近くの総寧寺に収蔵したそうだ。しかし、江戸名所図会の刊行後に総寧寺も焼失したそうで、たぶん出土品はもうないんだろう。
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