関ヶ原合戦 家康の戦略と幕藩体制
遺跡、史跡めぐりというのは楽しいものだが、とりわけ古戦場めぐりは興味をそそられる。そして古戦場といえば、なんといっても関ヶ原だろう。ぼくもだいぶ前に関ヶ原を訪れ、歩き回ったことがあるが、ここで400年前、天下分け目の戦いが行われたと思うと感慨深いものがあった。笠谷和比古が書いた「関ヶ原合戦 家康の戦略と幕藩体制」は、豊臣政権とその崩壊から関ヶ原合戦、そしてその戦後処理までを解説した本だ。関ヶ原合戦はドラマや映画で何度も映像化されているので有名だろうが、徳川軍の主力3万人の軍勢を率いた徳川秀忠が遅参し、家康は外様大名の力を借りてなんとか勝利した。これがのちの戦後処理と幕藩体制に大きく影響したというのが著者の主張だ。
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