下総国府跡
大化の改新以降、律令制の導入が進められるが、地方には令制国(律令国)と呼ばれる行政単位が置かれていく。現在の首都圏に置かれたのは武蔵国(むさしのくに)、上総国(かずさのくに)、下総国(しもうさのくに)で、下総国には現在の東京都東部の一部と千葉県北部、茨城県南西部などが含まれていた。それぞれの国には現在の県庁所在地のような国府(こくふ、こう)が置かれ、国府の中心には国衙(こくが)という役所群が、そしてその中心には国庁があった。国府があった場所はいまでも地名で残っていたりして、下総国国府があった市川市国府台(こうのだい)もその一つだ。国庁があったのは現在の市川市スポーツセンターあたりだったとされ、隣接する千葉商科大学や和洋女子大学構内でもそれらしき遺構が発掘されている。
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